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2005年9月11日 (日)

飛騨往還

 丸一日かけて飛騨高山から信州岡谷までの旧道を辿ってみた。ある目的を持った実踏調査だったのだが、当初の目的を忘れて楽しんできた。というのは・・・。

 この旧飛騨往還、名前の付いているものだけで六つの峠を越えるのだが、一ヶ所を除いて舗装された車道が整備されている。しかし、私が調べたいのは明治時代の旧道の方。未舗装の林道に入り込むのだが、生憎と私のクルマは四輪駆動でも何でもない普通の乗用車。段差や轍でガリガリ下回りをこすりながら進むのは、危険だが面白い。

 美女峠(旧道)

 大荒れの林道。峠から高山側約一キロが落石や崩落のため入り込めず、通り抜け不能。両側から入れるところまで入ってみる。ただし、本来の旧道は最初から車両通行不能なので、これは旧車道の方。

 鳥屋峠

 全面舗装。旧道は痕跡なし。峠の頂上以外は殆ど別の道らしい。

 石仏峠

 未舗装の荒れた林道。途中で草刈りをしている人がいたので「抜けられますか」と尋ねると「大丈夫」とのこと。勢いを得て進むが、路面が荒れている上に夏草が茂っていて通行はかなり困難。それでも何とか通り抜ける。

 寺坂峠

 完全舗装。新道になってしまっており、昔の面影はない。ドライヴコース。

 野麦峠(旧道)

 峠の前後七キロほどがハイキングコースになっており、車両通行不可。美女峠で時間がかかったため、この旧道を歩いて抜ける計画は頓挫。信州側の一.三キロばかりを歩く。

 塩尻峠(旧道)

 完全舗装。もう暗くなってしまい、ガス欠になりそうな状態でビクビクしながら通ったが、初めて諏訪湖(の半夜景)が見えた時には感動した。

 自動車が走る前の峠道は、階段並みの急傾斜を物ともせずに最短ルートでかけ上がっている。クルマ用の道に慣れてしまうと面白く感じるが、これが本来の道の姿なのだろう。

 ちょいと駆け足で通り抜けてしまったので、機会があったら要所要所を歩いてみたい。

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