さねよしいさ子ライヴ
二〇〇五年九月二十五日(土)MANDA-LA2
前半は伊藤真澄(ピアノ、コーラス)とアニメ「ぺとぺとさん」から「帰り道」「知ラナイナイ空」、伊藤真澄のアルバム「Door」から「I.NO.RI」、そして「God Is Seen」。仲良しのオバサン、もといお姉様同士が仲良くやってる感じで楽しそうだ。「帰り道」「知ラナイナイ空」の二曲は伴奏が盛り沢山なCDよりも、ピアノとコーラスだけの方が好印象。お互いの曲から一曲づつセレクトした「I.NO.RI」と「God Is Seen」は随分地味な選択だが、じっくり唄を聴くことが出来た。
後半、というよりメインは宍戸幸司、西脇一弘(ギター)、鎌田ひろゆき(アコースティックギター、コーラス)、神島正樹(ベース、コーラス)、夏秋文尚(ドラムス)という編成。「アゼリカアゼリコ」「The Charming Story」「いとこと二人で」「月といもうと」「ひみつ玉」「手足」、鎌田ひろゆきの唄で「雨」「空っぽの空に何を映そう」、そして「My Life is Luckey」「まぶた」「Grolia」。狭い舞台に四挺のギターと五人のオッサンが並ぶのはある意味壮観。残念ながら無闇に音量が大きすぎて音が飽和状態。ヴォーカルが何をしているのか判らない。同じ曼荼羅グループでもStar Pine's Cafeが音量飽和系なのに対し、MANDA-LA2は快適な音量という印象が強かったのでガッカリ。経験的に宍戸幸司が参加すると音がデカい傾向があるような気がする。そもそも宍戸幸司のギターはテクニック云々は別にして、ギュインギュインうるさくて、さねよしさんの唄に合わない。脳に突き抜けるようなギターの音に身を委ねて陶酔するようなライヴの楽しみ方もあると思うが、私の趣味ではない。ライヴでもちゃんと唄が聴きたいと思っている私が変わり者なのだろうか。
さねよしいさ子のライヴにも随分通っているが、満足度から言えば今回が最低かも知れない。ギターばっかりで面白くも何ともないガクタイに、唄が聴き取れない暴力的な音量。それでもライヴでは滅多にやらない曲でも取り上げてくれれば救いなのだろうが、ライヴでお馴染みの曲ばかり。まあ、CDに入っていない「My Life is Luckey」と「まぶた」が聴けたから良しとしましょう。
ま~だ耳鳴りが治まらないよ。マイッタな。
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