かめりあ丸&あぜりあ丸
どうしても船に乗りたくなって神津島まで行ってきた。東京港竹芝桟橋発の夜行神津島行きに乗船、乗船券は新島まで。金曜日なので思ったより乗客は多く、ガラの悪い学生の団体が遅くまで騒いでいる。デッキで夜景を見ていたいのだが、寒くて胴震いがしてくる。ウィスキーを舐めて中から温めながら、横浜港を出るまで頑張る。
大島入港前の五時半に目覚める。気持ち悪いので船酔いかと思ったけど、これは二日酔い。欠航の利島をやり過ごすあたりから横なぐりの雪模様に。条件付きだった新島には無事着岸するが、気が変わって下船せず。電話で神新汽船が就航しているのを確認し、神津島まで乗り越し精算。
神津島は雪化粧した多幸湾三浦港へ入港。集落とは反対側にある港なので、あるのは船客待合所だけ。中の土産物売り場は閉ざされており、売っているのは乗船券と缶ジュース。雪の中、今乗ってきたかめりあ丸を見送る。
下田行きのあぜりあ丸は視界不良のため定刻より遅れて入港。神津島からの乗船は私一人。乗り込むと「久しぶりですね」と声をかけられる。乗務員のIさんである。実は十八年前にあぜりあ丸に乗った時知り合って、色々話を伺った上に何枚も船の写真を頂いた懐かしい人なのだ。今回もお目にかかれるかと期待していたのだが、まさか向こうから声を掛けてもらえるとは思っていなかったので嬉しい。
お仕事の邪魔をしないようにと思いながらも、再び色々な話を聞く。お目にかかったら聞きたいことは沢山あったのだが、半分も聞けなかった気がする。
うねりに楽しく揺られて下田に着く。久々の伊豆諸島航路で船旅の楽しさを再確認。Iさんに再会を誓って下船。
次は夜行日帰りではなく、船と島を楽しめる行程で出かけよう。
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