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2006年3月 6日 (月)

温泉と美味しいもの

 年度末進行の仕事を放りだして、長野まで散髪に行く。ただ往復するのも面白くないので、往復に「温泉&美味しいもの」要素を加えてみる。

 往路(三月五日)「とんとん&玉穂温泉」
 山梨県田富町のラーメン屋「とんとん」は二度目の訪問。自家製極太麺にとろとろの極厚バラ肉の乗った「とんとん麺」をいただく。麺と肉は豪快素朴系なのに、醤油味のスープはあっさりしていて絶妙のバランス。美味しかった。
 川向こうにある玉穂町老人福祉センターは初訪問。清掃工場内にある施設で判りづらい。受付では住所と名前を申告せねばならない。町民や年寄りは安い料金設定だから。加熱循環の内湯と、源泉掛け流しの露天風呂。コーラを薄めたような茶色い湯で、露天風呂では猛烈に泡が着く。泉温も体温と変わらないくらいぬるいので、いくらでも長湯が出来て有り難い。加熱の内湯は冬場の上がり湯用と解釈すべきか?。
 偶然にも「場所が判りづらい、営業時間が短い、駐車場が足りない」三重苦が共通したラーメン屋と温泉だが、それを乗り越えれば極上を堪能出来る。

 復路(三月六日)「正徳寺温泉初花」
 ここも以前から行ってみたかった。山梨市の養鰻業者が井戸を掘ったら温泉が出ちゃったので、日帰り温泉施設を作ったという来歴らしい。
 まず温泉は源泉(三十六度)と加温の内湯の他に、露天風呂、サウナ、ミストサウナ(浴槽に低い屋根を付けた浴槽)、鉱泉(二十五度)、冷水など、ミニ健康ランドのような賑やかさだが、温泉好きにとっては源泉槽のみで充分。ぬるぬるするアルカリ性のぬるい湯で、いつまででも入っていられる。入浴のみが三時間という時間制限があるのも、無理からぬ話なのかも知れない。
 入浴後食堂に向かう。当然温泉養殖の鰻重を注文。「活き鰻使用のため時間がかかります」と断り書きがあったが、十五分ほどで出来上がり。身が柔らかく極上の鰻で、たれも上品でうるさくない。鰻専門店だったら当たり前だが、日帰り温泉の食堂という立地と、たった今入っていた温泉の湯で育てられた鰻という思い込みを加味すれば、極上と言っても苦情は出ないだろう。

 頭もサッパリしたので真面目に仕事に打ち込むかとおもいきや、来週は旅行に行く予定なのです。楽しいことばっかりだったらこのブログかホームページでご報告します。

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