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2007年2月 5日 (月)

「笛日和」2007

 栗コーダーカルテット 栗原正己 川口義之 近藤研二 関島岳郎

 二〇〇七年二月四日(日) 松明堂音楽ホール

 栗コーダーを生音で聞ける至福の時間を、今年も楽しむことが出来た。この四人のオッサンたちが楽しそうに演奏すると、その楽しさが客席全体に伝わって非常に心地よい空間になる。
 どの曲がどうとか言うつもりはない、オリジナル曲もクラシックもそれぞれに楽しい。どの曲でも楽しそうな栗原さん、どの曲でも無表情な川口さんと関島さん、リコーダーを持つと苦悩の表情、ギターを持つと仏様のような表情になる近藤さん。見ているだけで愉快な気分になる。
 そして、その愉快な気持ちを共有するのに、定員八〇名の小さなホールが大切なのだ。舞台も客席も一緒になれる小さな空間と、電気で増幅しない生の音。何て贅沢な空間だろう。ライヴハウスも悪くないけど、スピーカーから出てくる大音量の音は、もはやリコーダーではないような気がする。
 私は栗コーダーをあちこちに聴きに行くほど熱心なファンではない。だが、このホールで栗コーダーを聴けるなら何度でも足を運びたいと思っている。松明堂音楽ホールさん、プロデューサーOさん、来年も是非お願いします。

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