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2007年5月10日 (木)

「ギャラクシー・クエスト」(一九九九米)

原題 Galaxy Quest

 数年前に妹から「すっごい面白いよ」と教えてもらったのだが貸しビデオ屋に無く、ずっと観たいと思っていた映画。再び観たくなった理由は「サボテン・ブラザース」の頁に書いたが、この度ネットで中古DVDを入手。

 最初からおバカ映画だと思って見始めたのだが、どうしてどうして結構ちゃんとしたSFコメディー映画で、「スタートレック」は観たことないけど、十分に楽しめた。
 コメディのばかばかしさとSF物語としてのスリルが七対三くらいのバランスで、ややハラハラ気味に笑えるところがいい。
 特に気に入ったのは、フレッドがサリスで一杯の部屋に転送装置で岩の怪物を送り込んでやっつけたとき、思わず女のサーミアンが抱きついてキスをし、気持ちが高ぶったサーミアンが思わず元のタコのような足でフレッドを抱きしめてしまう場面。また、大団円でその女サーミアンがフレッドを慕い、仲間と別れて地球に来てしまったのも素敵だった。

 ばかばかしくて大笑い出来ることを期待して観始めたので、前半がもう少し展開が早いとよかった気もするが、後半の展開を際立てるためにも前半の落ちぶれた様子は必要だった気がする。とにかく観終わってスッキリ爽やかな映画だ。
 ただ笑えるという要素だけならば先日観た「サボテン・ブラザース」の方が格段に笑えるが、総合点ではいい勝負かも知れない。
 気に入ったのはサウンドトラックの音楽。伊集院光の深夜ラジオのコーナー「エンタの何様」で耳なじみのある(ということは「エンタの神様」で使われているのだろう)曲なので、最初にテーマが流れた時はゾワゾワっとした。

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