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2007年10月 2日 (火)

切手が・・・

 郵政民営化二日目、早速身近な問題が発覚した。勤務先で重い書類と送るときは、郵便小包より割安なエクスパック500を利用していた。郵便切手五百円分を持って行くと、十五円の手数料を払えばエクスパックに交換してもらえたのである。
 ところが、今日会社の後輩が交換に行ったら「民営化で交換できなくなりました」と断られて帰ってきた。確かに郵便会社のホームページを見るとそのようなことが記されている。

 ここで「サービス低下だ!」と憤慨するのは簡単だが、問題はもっと深いところにあると思う。今まで我々は郵便切手というものを、収入印紙と同じようなもの(形も似ているし)と認識していたような気がする。つまり国(郵政省・総務省)にこれだけの金額を納付した証紙という感覚でいた。だから、ネットの取引などでも、少額のものは切手で取引が出来たりしていたのだ。
 ところが、郵便事業が民営化されたということは、切手は一企業のクーポン券となったのである。これは、債権者が気づかないうちに国債が社債に化けたのと同じことである。何ともの凄い手品であろうか。国は販売済み郵便切手という巨額な債務を、債権者に黙って一企業に押しつけてしまったのだ。

 今まで郵政民営化に関しては、わりと是々非々で考えていたのだが、このような現実を見ると「やられた」感が強くなる。
 もっとも、成功例といわれる国鉄の民営化を見ても、結局行われたのは効率化という名の弱者の切り捨てなので、郵政民営化もローカル線を廃止したように過疎地の郵便局が廃止されていくのだろう。

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