「歓喜の歌」(二〇〇八「歓喜の歌」パートナーズ)
二〇〇八年二月九日 立川シネマシティ
面白そうな話なので、取り敢えず原作の落語をDVDで観てから映画館で鑑賞。雪が降り始めた三連休の初日、定員一八〇人弱の映画館に客は二〇名ほど。空いていて快適。
原作の落語も面白かったが、映画化してさらに面白くなった気がする。原作では公民館の職員が主役で、ママさんコーラス側のドタバタはあまり描写されないが、コーラス側と、原作に無いそれを取り巻く複雑な人間関係(外人パブのオーナーとホステス、市長と市長夫人とランチュウ、建設会社と社長と母、主任の妻と子など)を加えたことによって、より話が面倒で面白くなっていると思う。
役者も豪華で、大物役者を惜しみなく投入している。小林薫の主任はまさに適役。冴えない役人が化けていく様子を巧みに演じている。安田成美の大根役者ぶりがやや残念ではあるが、演技力を補って余りある笑顔が素敵だったので良しとしよう。
全く予備知識が無かったのだが、この映画の街頭シーンは地元立川で撮影されている。多摩都市モノレールが何度も映る場面は殆ど場所が特定でき、二つの場面は私の家から三〇〇メートルほどの近所で撮影されていた。
それが理由でもあるが、DVD化されたら迷わず購入すると思う。
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