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2008年11月17日 (月)

納豆作り

 東急ハンズのキッチン用品コーナーを冷やかしていると、「納豆素」なるものを発見、迷わず衝動買いして七八七円なり。

 子供の頃NHKテレビの科学バラエティ番組「ウルトラアイ」で、家庭でも出来る納豆の作り方を見たことがあった。水で戻した乾燥大豆を煮て、熱湯消毒した藁を入れて一晩保温するというものだ。子供心に「納豆菌は熱湯消毒しても死なないんだ」と思った。
 実は数年前に、このときの記憶を頼りに納豆作りを試みたことがある。藁筒入りの納豆の藁を再利用したのだが、曖昧な記憶に頼ったため二つの誤りを犯した。一つは保温時にタッパーで密封したこと。もう一つは抱えて寝て保温しようと思ったのだが、寝相が悪くて夜中に布団から蹴り出したこと。結局、少し糸を引く煮豆が出来上がった。

 今回は納豆菌を買ってからネットで色々調べたので、一応一通りの工程がイメージ出来ている。
 金曜の晩、乾燥大豆を水に浸しておく。翌土曜日、戻した大豆を蒸し器で蒸す。圧力鍋で蒸すと時間が短縮できるらしいのだが、圧力鍋はないので普通に五時間ほど。蒸し上がったら熱湯で溶いた納豆菌を振りかけて、よく攪拌する。平たい容器にキッチンペーパーを敷いた上に大豆を広げ、穴を開けたラップをかける。座布団サイズの電気カーペットに乗せて、バスタオルや半纏を掛けて丸一日保温する。
 温度管理が電気カーペット任せで杜撰だったものの、日曜日の夕方には納豆が完成した。納豆用の小粒大豆ではなく普通の大豆を使ったので、一粒一粒は甘納豆くらいの大きさだ。粒が大きいのでグリグリ掻き回して粘りを出そうとすると豆自体が割れてしまう。醤油を少しかけてから掻き回すと滑りが良くなって粘りも適度なようだ。
 味はどうかというと、大粒なのと発酵が甘い(芯まで発酵しきっていない?)せいか、豆の味がより残っている感じ。酒の肴に一粒づつ食べるのに向いているようだ。冷蔵庫で寝かすと、より納豆らしくなるかも知れない。
 今度は保温時間を変えてみたり、豆の種類を変えてみたりして、出来に差が出るか試してみたい。
 なお、安く納豆を食べたいならスーパーで、美味しい納豆を食べたいなら専門店で買うべきだ。私は勿論作る作業が面白くてやっているのである。

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