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2009年5月13日 (水)

下手の横好き

 渓流釣りに再びハマって一年ほどになる。幸いにも学生時代に使っていた渓流竿などはそのまま残っていたので、さほどの出費もなく再び釣行が可能だ。しかし、始まれば新しい道具が欲しくなる。
 二月にウェーダーを買って、長野県の解禁日に臨む。大門川で解禁日、翌日と頑張ってみたが、人出の多さにどうにもならずドジョウのような小さなイワナ一匹しか釣れない。
 年度末前後は忙しくて釣りどころではなかったが、四月に八、五メートルの本流竿を購入。練習は奥多摩フィッシングセンター。長竿の取扱と特性に慣れるため、〇、四号のハリスで挑戦。奥多摩フィッシングセンターのニジマスは無闇にでかいので、殆ど針掛かりしても取り込めない。それでも最大三十六センチのニジマスをタモ無しで引きずり上げたのは大健闘。

 そして本番というべきゴールデンウィーク。
 四月二十五~二十七日は岐阜県の高原川へ。低温と雨に悩まされながら、初日は双六川出会いの下流で、きれいなヤマメ四匹。二日目はもう少し下流でゼロ。三日目は雪のため竿を出さず撤収。
 続いて五月三~五日は長野県の依田川へ。三日は大門川本沢の林道終点から釣り登るも当たりなし。四日は飛魚堰の下流から武石川出会いまでで、ヤマメ四匹。五日は同じ飛魚堰の下流から入渓して、堰下までをじっくり探ってイワナ二匹とブラウントラウト(!)一匹。
 最後は五月九~十一日に再び高原川。初日は大場所をじっくり、二日目は足で稼ぐポイントの拾い釣りを試みるもゼロ。三日目にやっと前回ヤマメ四匹を上げたポイントで、二十五センチを頭にヤマメ三匹。

 下手の横好きを自認するだけあって数はポツポツだが、本人的には十分に納得がいく釣果だと思っている。特筆すべきは五月四日のヤマメ。上手にメジャーを当てると丁度三十センチ。憧れの尺ヤマメである。私の腕では二度と尺にかするヤマメは釣れそうにないし、再度尺ヤマメを目標とするととんでもなく大変なことになりそうなので、自分としては「尺ヤマメを釣った」ということにしようと思う。

 次は六月に昨年と同じ三面川へ行こうと思っている。その他に、地元の多摩川でのコイ釣り、ナマズ釣り、奥多摩湖でのヤマベ釣り。また、船釣りでアジも釣りたい。そして何より今年はアユの友釣りに挑戦したいと思っている。鮎釣師である叔父が退職して暇になったようなので、教えてもらうべく頼んでいるところだ。これも、竿は渓流用の本流竿で流用するという初期投資の少ない方法で挑戦して、面白かったら段々ハマっていこうと目論んでいる。

090504

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