« 猿田川で岩魚釣り | トップページ | 多摩フィルハルモニア協会第五回定期演奏会 »

2009年7月 9日 (木)

「非女子図鑑」(二〇〇八「非女子図鑑」制作委員会)

二千九年七月九日 新宿 K’s cinema

 占い依存の女「占いタマエ!」、ただ闘う女「魁!!みっちゃん」、ノーブラの女「B[ビー]」(*)、男を演りたい女「男の証明(あかし)」、混浴好きの女「混浴 heaven」、自殺にはしる女「死ねない女」、以上六本のオムニバス映画。平日のイヴニングショーで、観客は「つ離れ」未満。

 バカバカしくて面白そうで、仕事帰りに寄れる場所&時間だったので足を運んだ。私はハリウッドの制作費何億円をかけた一大スペクタクル映画より、この手の低予算で知恵を絞った映画が好きだ。出来不出来の差は若干あるが、「B[ビー]」、「混浴 heaven」、「死ねない女」が面白かった。特に「混浴 heaven」の江口のりこと綾田俊樹の役者の鑑のような演技が気に入ったが、何故かこの作品だけ画像が荒かった(デジタルなので細かなモザイク状に見える)のが残念。魚焼くのに七輪は判るけど、練炭は違うんじゃない?、という点は気にしなくていいだろう。(**)
 オープニングの鳥居みゆきと、外人親子のシーンは必要ないと思うが、話題作りのためと思えば営業戦略上仕方あるまい。新宿 K’s cinemaは初めて行ったが、こぢんまりしていい映画館だ。こういうところでマニアックな映画をどんどん上映してもらいたい。

(*)実際の表記は「B」を反時計回りに九十度回転させて「小さな山と大きな山」状の記号の後ろに読み方の[ビー]。
(**)魚や肉を焼くには「七輪+木炭」、煮炊きには「練炭コンロ+練炭」。混浴で酒肴の手練れだったら、「珪藻土切り出し七輪+備長炭」でアジの開きを焼いたらカッコイイ。

|

« 猿田川で岩魚釣り | トップページ | 多摩フィルハルモニア協会第五回定期演奏会 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。