車中泊旅行
去年から計画を練っていた、車中泊での鮎釣り旅行を敢行してきた。釣りの結果はそっちの記事に書くが、釣り以外の様子をまとめてみる。
私の愛車はスズキのジムニーシエラJB43W。エンジンは小型車だが、車室の寸法は軽自動車のジムニーと同じ。この車内で眠れるようにするためには、まず後部座席の座面を外し、最後部の一段低い所に某ショップ製の荷室フラットボックスを置く。そして助手席を前に寄せて背もたれを倒し、自作のすのこを置く。こうすると身長一七〇センチの私が真っ直ぐ寝られる平らなスペースが確保される。さらにルーフキャリアを取り付け、車内の荷物を寝る時は屋根に乗せられるようにした。そして、夏の車中泊に欠かせないのが網戸。カーメイト社製のドアに被せるタイプの網戸で、暑さと蚊の攻撃から身が守れる。
寝る時には荷物を屋根に乗せ(走行中は基本的に屋根に荷物は積まない)、網戸をセットし、フラットにしたスペースに寝袋を敷いて就寝スペースが確保出来る。ここで今回は七泊したのだが、慣れれば大変快適だ。ただ一つ厄介なのは、夜中に寒くなった時、一々エンジンを掛けないと窓の開閉が出来ないこと。手巻き窓なら何でもないのに、パワーウィンドウなどにするからこういう事が起こる。
今回の宿泊地は、道の駅「あつみ」(山形県)、「朝日」「関川」(新潟県)、「細入」(富山県)、「池田」(長野県)と、富山東パーキング(富山県)。あちこちに道の駅が設置されて便利になって、私と同じように車中泊している人たちが沢山いる。本格的なキャンピングカーから、乗用車の座席を倒しただけの人まで様々だが、みな節度を持っており、騒いだりする人はいないどころか、隣に大変気を遣っている印象だった。厄介なのは同好の士ではなく地元の暇な老人で、関川では地元の爺さんが色々話しかけてきてうるさく、いい加減無愛想にしていたら別の車中泊の人に次々話しかけていた。
食糧事情もコンビニの普及で困ることは少ない。道の駅自体は夕方には営業が終わってしまうので、基本的には便所と自動販売機だけを利用し、食糧の確保はコンビニ頼りだ。朝はお湯を沸かしてカップ麺(うどんが多い)、昼は釣りをしているのでコンビニおにぎり。夜はサラダと豆腐などをつまみに飲んでおしまい。貧しい食事だが、釣りが目的なので苦にはならない。鮎釣り自体が結構費用が掛かる上にガソリン代等もバカにならないので、かなりケチケチ旅行になった。会社の同僚に鼠ヶ関のおいしい寿司屋を教えてもらったのだが、店を眺めただけで入ることは出来なかった。宿泊場所に隣接して飲食店があれば入れないこともないが、基本酒飲みなので夕食の後クルマを運転出来ない。自ずと夕食は宿泊場所でということになる。
自分なりの車中泊の形態が固まってきたので、今後は釣り以外でも車中泊を利用すれば活動範囲がかなり広がりそうだ。千円高速(制度自体には反対だが利用はする)と車中泊を組み合わせれば、相当安上がりに遠出が出来そうだ。鮎シーズンが終わったら、ちょっと行って見たい所があるので、計画を立ててみたいと思っている。
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