« アクアマリンふくしま | トップページ | 五新線バス専用道 »

2010年11月10日 (水)

中央線高架化工事

 先週の土日(十一月六、七日)に中央線西国分寺~立川間の上り線線路が、仮線から高架に切り替えられた。これで三鷹~立川間の高架化工事が終了したとテレビのニュースなどでも取り上げられていた。
 先月には長年馴染んだ二〇一系が運用から外れたばかり。やっと中央線の近代化が実感できる形が近づいてきたようだ。
 一番最初の三鷹~国分寺間の上り線を仮線に切り替える工事の時は、設計ミスなどで昼過ぎまで運休となるというJR開闢以来の大チョンボもあったが、順に地平線~仮線~高架線と切り替えていき、大きな線路の切替はこれが最後だ。
 運転席の後ろに立って線路を観察すると、もう二箇所配線工事をしている。武蔵小金井駅は現在JR型(片面ホームと島式ホームの一面半で、上下線の間に中線がある形)だが、北側にもう一本線路を敷いて二面四線の構造にするようだ。また、国立駅は現在対向ホームの二面二線だが、北側にもう一本線路を敷いてJR型とし、恐らく中線から真っ直ぐ武蔵野連絡線に進入する配線になるように見受けられる。これらの配線が完成すると、高架化前には出来なかった東小金井での待避、武蔵小金井での上下線同時待避、国立での待避が可能になるので、列車ダイヤにも自由度が増すものと思われる。特に国立駅に中線が出来ることで、武蔵野線直通ダイヤが増えるのではないかと期待してしまう。
 一方、現在既にネックとなっている、新宿(中野)~三鷹間で待避が出来ない、立川駅下り線で中央線・青梅線方向へ同時発車が出来ない、という点が解消されなければ抜本的な改良にはならないので、思ったほど変わらないという予測も出来る。立川駅の配線は出来なくはないと思うが、新宿(中野)~三鷹間の待避問題は難しい。青梅街道の跨線橋を地下化して、快速線を高架化し二面四線化すれば劇的に変わるだろうが、費用がどれほどかかるのか見当もつかない。それに、これらの改良は「開かずの踏切の解消」などと言う理由ではなく、鉄道側の事情と考えられる部分が多いので、国や自治体も金を出しにくいだろう。
 わずかここ二十年ほどの間に、新宿駅、八王子駅の配線変更なども含めて中央線の姿も大きく変わった。二〇一系の代替で導入されると言われたACトレイン、スーパーあずさの五編成だけで終わってしまった振り子式(車体傾斜式)特急車両など、沙汰止みになってしまった技術などもあった。JR東日本も中央線のスピードアップには執心でない様子だし、三鷹~立川間の複々線化というのも実現は難しそうである。御茶ノ水駅のバリアフリー化工事が始まるという報道もあるが、あの狭小な用地に二面四線を確保し、かつ朝夜と昼間で運行系統が変わるという、今現在でも先人の知恵の結晶のような構造と運用の御茶ノ水駅に、バリアフリー設備をどのように組み込んでいくのだろうか。
 中央線沿線に生まれ育って四十年以上になるが、一番身近で一番好きな路線が今後もゆっくりと変わっていくのを楽しみにしている。

|

« アクアマリンふくしま | トップページ | 五新線バス専用道 »

コメント

あっしの最近の愉しみは、通勤時、
上り緩行線側、東西線直通の先頭車両から
運転席越しに建設中のスカイツリーを毎日眺めること
でやんす。

JRの新型車両は運転席の後ろの窓は塞がれているし、
ましてや中央線快速だと、その時間は女性専用になっているので、
見ることはできないですよね。

投稿: メタ坊 | 2010年11月11日 (木) 01時21分

 私もずっと「行きも帰りも1号車」と決めていたんですが、女性専用車になってしまいました。
スカイツリーは職場のすぐ近くです。日没後の作業の明かりが意外にきれいですよ。

投稿: へべれけ | 2010年11月11日 (木) 06時52分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アクアマリンふくしま | トップページ | 五新線バス専用道 »