« ソニー/ICZーR五〇 | トップページ | にっぽんの客船タイムトリップ展 »

2011年3月18日 (金)

GPSマニア

 子供の頃某野外活動団体に所属していたせいで、地形図や地図が好きである。その延長線上にあるのか、GPSで軌跡を記録することに執着している。親しい友人からは「自己愛の一形態としての自己ストーカー行為」と揶揄されるが、好きなんだから仕方ない。
 一番最初は台湾のガーミン社製のイートレック(eーTrex)というGPSロガーを購入した。東京から伊豆大島へ向かう夜行航路の航跡を記録したところ、東京港口の東京灯標付近で停泊後、未明に大島沖に差し掛かると、時間調整のために大島付近を無駄に航行している(停泊すると横揺れ低減装置が効かなくなるためと思われる)ことを発見して、大喜びしたものだ。
 当時のGPSロガーは、軌跡データを本体内蔵のメモリーにしか記録できなかったため、連続で丸一日程度しか使えなかった。そこで、数日間にわたる旅行のために、同じGPSロガーを複数台購入し、データ吸い上げ用のサブノートパソコン(東芝リブレット)を中古で買ったりと随分投資をした。おかげで、今はなきフェリー「ありあけ」の東京~那覇往復の航跡などという長大なデータを得ることが出来た。
 今思えば、乗り鉄をやっていた頃(二〇〇〇年前後の六~七年)にこんな玩具があったら面白くて仕方なかっただろう。当時は日本全図の白地図に、既乗路線をJR線、旧国鉄転換線、民鉄線に分けて色塗りし、既乗路線が日本の形になっていくのを喜んでいたが、GPSの軌跡を見られたらよりリアルだったろうと思う。

 今までに購入したGPS機器の使用感を並べてみる。

・eーTrex(ガーミン)
 ハンディGPSロガー。液晶画面はあるが軌跡表示のみで地図表示機能はなし。外部メモリ、外部アンテナなし。パソコンとはシリアル接続のみ。単三電池二本で約二十二時間作動。一台目は破損、三台目は動作が不安定だったため、トータルで四台購入。
 使いやすかったが、記録できるトラックデータの少なさがどうにもならなかった。

・PGMー一一一(ポルスター)
 パソコンに接続するGPSユニット。パソコンとはUSBーシリアル変換器を経てUSB接続。ノートパソコンに繋いで、カシミール3Dやスーパーマップルデジタルに軌跡を記録するのに使用。接続方法が安定しなく、活躍は短かった。

・BUー三五三(グローバルサット)
 USB接続のGPSユニット。車載パソコンとの組み合わせでナビ代わりにして遊んだ。大変感度が良く、eーTrexが故障して軌跡が取れなかったと思った駿河湾フェリーの航跡を、車両甲板から記録し続けていたのには驚いた。

・DGー一〇〇(グローバルサット)
 液晶表示などはないGPSロガー。単三電池二本で二十四時間近く稼働し、ログの頻度等も設定できるので、長い旅行でも場面によって設定を変えれば、かなりの記録が取れる。形状が悪く取り付けに苦労するのと、防水仕様でないのが難点。外部アンテナも購入したが、ケーブルが五メートルもある上に、コネクターの形状に難があり使い物にならなかった。

・GPSMAP 六〇CSx(ガーミン)
 地図表示、ナビゲーション機能を備えたフラッグシップ機。道路地図、地形図、海図などをマイクロSDカードの差し替えで切り替えられる。二年ほど前に購入以来、これ無しでは出かける気にならない。クルマで出かけるときはダッシュボードに設置して外部アンテナを繋ぎカーナビとして。徒歩、鉄道の時はリュックからぶら下げて。釣りの時はポイントの記録にと、大活躍している。
 一年半ほど使ったところで電源ボタンが陥没して使用不能になったが、購入店に問い合わせた所、部品交換等の修理は不能。新品交換で二万二千円だった。故障内容からすると高い気もするが、新品になったのでよしとする。

・WPLー二〇〇〇(ウィンテック)
 最近手に入れた小型GPSロガー。単四電池二本で十九時間稼働。液晶画面あり、地図表示無し。この機種の機能では、「シェイクモード」がとにかく素晴らしい。五分(変更可)以上停止しているとスリープモードに入り、振動を与えると復帰するというもの。これを生かしておくと無駄なくログが取れる上に、電池の持ちも格段に伸びる。大きめのUSBメモリーのような形状で、パソコンに差すとプログラムが立ち上がり、グーグルマップに軌跡を表示するほか、色々な形式のファイルに変換できる。地図表示を求めず、ログを取るだけの用途ならば、サイズの問題も含め六〇CSxを上回る。電圧表示が段階的でなく、電圧警告の表示期間が短いので、電源断になっていることに気づきにくいのが欠点。

・GPS Walker(ロコシス)
 MP3プレイヤーとFMラジオ機能が付いたGPSロガー。単三乾電池一本で九時間稼働。液晶画面あり、地図表示無し。外出時に同時に使いたい機能が一緒になっているので素晴らしいと思ったのだが、まだ試作品の域を出ていない感じ。
 GPSロガーとしては感度は良いし、内蔵メモリが(音楽データ分を含め)二ギガバイトもあるのでログはほぼ無制限に取れる。更にUSB接続すると音楽データもログデータもUSBメモリーと同様に取り扱えるのは素晴らしい。一方、MP3プレイヤーとしてレジューム機能が無く、停止する度に一曲目の頭から再生されるのは致命的。また筐体の作りも安っぽく、電池蓋やミニUSB端子の蓋などが危うい。電池部分が飛び出した形状も、胸ポケットに入れにくい。MP3にレジューム機能を付加し、電源を単四電池二本にして、USBコネクタ一体型にすればかなり良いものになりそう。FMラジオは聴いてません。

 現在は六〇CSxがメインで、WPLー二〇〇〇がサブという位置づけ。いつも鞄の中にWPLー二〇〇〇と予備電池を携行している。いつもGPSロガーを携帯していると、急にバスに乗ったときなど、後からどの道を通ってきたのかが確認できて面白い。

|

« ソニー/ICZーR五〇 | トップページ | にっぽんの客船タイムトリップ展 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ソニー/ICZーR五〇 | トップページ | にっぽんの客船タイムトリップ展 »