渓流釣り二〇一一
・七月十六日(土)八~十四時 猿田川(三面川) 岩魚二匹
中一日は麓で鮎釣りをして撃沈。三日目は再び岩魚釣り。土曜日なので入渓者が多く、クルマの行き止まりである野営場の駐車場には、各県ナンバーのクルマが八台も駐まっている。みな、クルマが入れない上流に向かうと思われるので、敢えて下流部に入る。大きなポイントは何度も竿が入っている感じでアブラハヤしか釣れないので、瀬や小さなポイントを探る。小さなポイントで二十センチ台後半の岩魚を二匹立て続けに釣り上げたが、それ以外は放流サイズばかり。猿田貯水池のバックウォーター近くでは、鯉のような大岩魚が浅瀬で泳いでいるのを見かけたが、広くて浅く、水面に波の立たない場所なので、リール竿でなければ手も足も出ない。結局二日五匹で終了。今度こそ今年の渓流釣りはお終い。
・七月十四日(水)十二~十五時 猿田川(三面川) 岩魚三匹
夜走りで猿田川へ。キャンプの設営をしてから竿を出す。前回来た後に大水が出たらしく、地形が変わっている。水量は平水で濁り無し。前回厄介だった苔も流されて歩きやすい。
ミミズの餌で相変わらずアブラハヤとチビ岩魚に悩まされながらも、二十センチちょっとの食べ頃サイズを三匹キープ。前回惨敗だったので気分がいい。
・六月二十日(月)十~十五時 猿田川(三面川) ゼロ
翌日もアブラハヤばかり釣り、岩魚のアタリは一回だけで合わせ切れ。餌が切れたので竿をたたんで川見をして歩く。産卵場所で群れているアブラハヤを大きな岩魚数匹が追い回している場所を発見。昼飯の魚肉ソーセージのフィルムにくっついている食べ残しを餌にアブラハヤを数匹釣り上げて、一、五号の通しに活き餌を付けて投入。残念だが活き餌にしてはハヤが大きすぎる。一回だけ岩魚が食いついた手応えがあったので、気が遠くなるほど待ってから合わせたが、やはり餌が大きすぎたらしく、胴に歯形のついたハヤがすっぽ抜けて上がってきた。
二日間で釣れたのは沢山のアブラハヤとチビ岩魚一匹。自分の腕が落ちているのも事実だが、魚も少ないようだ。
おそらくこれで今年の渓流釣りは終了。釣行八日で、釣果は岩魚三匹と、虹鱒一匹。素質がないという外に言葉が見あたらない。
・六月十九日(日)十七~十八時半 猿田川(三面川) ゼロ
前日に道路が開通したばかりの猿田川へ。夜走りの疲れで昼寝をした後、夕まずめを狙う。水量は少なく、川底には苔が生えている。そして先行者の足跡だらけ。林道のゲートが開かずとも、バイクの釣り師は入っているようだ。
外道のアブラハヤばかり釣れる中、三回岩魚らしきアタリがあるが、何と三回とも合わせ切れ。今年から使い始めたU社のSというハリス用ナイロンは結び目の強度が極端に低いようだ。もしかすると何年も前からの不良在庫だったのかも知れない。
・五月十五日(日)九~十一時 高原川、双六川 ゼロ
合流点の駒止橋下に入る。本流側は増水濁り七度、双六川は平水十度。同行者たちはイクラ餌でポツポツ釣っていたが、私はキジとブドウ虫で音沙汰無し。爽やかな晴天で、背中に陽が当たると温かくて眠くなる。居眠りしているようでは釣りにならない。
二日間で釣果ゼロ。しかし、久々にハードな沢登りをしたり、宿では愛知から来ている八十三歳の老釣り師から話を聞くなど、貧果なわりに得るものの多い土日だった。(負け惜しみか?)
渓流釣りでさっぱり成果が出ないまま、来月の鮎解禁に向けて準備に入ろうと思う。
・五月十四日(土)九~十七時 高原川、蔵柱川 ゼロ
夜明けに現地に入り九時から駒止橋の下流で竿を出す。水温七度。増水で濁っているのでキジ餌で流すが反応なし。午後は吉野大橋下に入ってみるが同様。風が強くなり長竿が振れないので、十五時頃から蔵柱川の下流部に入る。上流の里川の渓相とは大違いの険谷で、へずり高巻きの連続。日頃運動不足の上にフェルト底の胴長靴という装備では、前に進むのが精一杯で、いいポイントの連続を見ながらも竿を出せず。源流遡行装備で一日かけて攻めてみたい川だ。
・五月五日(木祝)八時半~十時半 ソンボ谷(高原川) 岩魚二
一人でソンボ谷に入渓。入り口の集落に関所があり、入漁証を提示する。「今日は誰も入ってないよ」と教えられる。初入渓の谷だが、急峻な地形な上に雪代が入っており探れるポイントが少なく苦戦。水温七度、濁り。小さなポイントをキジ餌で丹念に探ると、二十センチ台の岩魚がポツリポツリと二匹。調子が出てきたと思った時、上流五十メートルほどの所に熊の姿を発見。幸いこちらに気づいておらず、川から林道を横切り斜面を登って姿を消した。その間、私は凍り付いて動く事も出来ず、呆然と熊の姿を見守るだけだった。もう少し早く釣り登っていたら、最悪の出会い頭事故になっていた可能性は高く、生まれて初めて新聞に名前が載っていたかも知れない。
とても釣りを続ける気にはならず、恐れをなして退散。雪代が治まればいいポイントが多そうな谷だが、熊が怖いのでリベンジはしないと思う。
・五月四日(水祝)五時半~十五時 高原川、蔵柱川 岩魚一
朝早く双六川合流点の駒止橋下に入る。水温が低くアタリ無し。七時過ぎ頃にバーベキュー道具を揃えた若者グループが河原に入ってきて酒盛りを始め、八時前には淵で泳ぎ始める。水温六度。よく死なないものだと感心する。
十時頃から支流の蔵柱川で拾い釣り。堰堤の下で二十センチくらいの岩魚を一匹辛うじて釣り上げるが、魚籠を出そうとしている間に農業用水に逃亡。水温は十二度。ブドウ虫餌で探ったが、同行の叔父と従兄弟はイクラでそこそこ釣っていた。
・四月十一日(月)十時~十四時 高原川(浅井田ダム下)ゼロ
曇りで風が強い。水温六度。昨日反応があったダム下へ。今日は減水しており全く反応無し。同行者全員が一回もアタリのない完敗。花粉症がひどい上に途中から寒くて居られなくなり、やらないはずの寒くて辛い釣りになってしまった。同行者が居なければ一時間も続けなかったと思う。
・四月十日(日)九時~十七時 高原川(浅井田ダム下、上流)ニジマス一
二日目は好天。水温も六度から八度まで上昇。午前中は増水気味のダム下で竿を出すが、アタリは十時頃一回だけ。二十五センチくらいの綺麗なニジマスが掛かる。その後続かず。昼休み後、少し上流で竿を出すがアタリ無し。天気が良くなって猛烈に杉花粉が飛散。釣りなどどうでもいい程だ。同行者三人は同じポイントで六匹、二匹、ゼロの結果。
・四月九日(土)十一時~十二時 高原川(浅井田ダム上流右岸)ゼロ
三月の第一回釣行予定がガソリンの品薄により中止となり、四月に入ってやっと第一回の釣行。去年に比べ春が遅いようで、周りの山はまだ冬の景色。
寒い上に雨、水温六度。本流筋脇の深みをイクラ餌で探るが反応無し。午後は増水し濁りが入ってきたので、支流の双六川、蔵柱川を偵察するもいずれも濁りで釣り不能。
・シーズン開始にあたり
今シーズンの渓流釣りについて備忘録として書き込んでいく。以前には二月十六日の長野県の渓流解禁日に釣行したりしていたものだが、最近ではすっかり根性が無くなってしまい、寒くて辛い釣りなど懲り懲りだと思っている。特に鮎を始めたここ数年は、鮎解禁までのつなぎという感じなので、釣行回数も伸びないと思われる。
釣行ごとに上に書き込むので、古い記事ほど下という並びで更新していく。
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コメント
ご無沙汰しております。
毎年毎年、年賀状の返信もぜず、申し訳なく思っている次第。
元気そうで何よりです。
先日の6億円強奪事件の報道で我が母校がチラリと映っていたのを見て、懐かしさのあまり今日チャリでフラリと出かけてきました。
学校の敷地をグルリと一周してきましたが、校舎建て替えのせいで全く母校という実感が沸かずモヤモヤした気持ちを抱えながら帰ってきました。
どうやら私の時間は昭和64年で止まっているようです。
今、卒業アルバムを見て傷心に浸ってるトコです。
とりあえあえず生存報告まで。
追伸。
もし予定が会えば今年の文化祭にでも出かけてみませんか?
追伸その2
文体が他人行儀なのは感傷に浸ってるせいですW
投稿: なべちー | 2011年5月21日 (土) 19時54分
おー、なべちーさん、ご無沙汰です。生きてましたか。
何度か連絡とろうと試みたんだけど、メールアドレスは死んでるみたいだし、住所も昔のしか判らないしで、羽村や小作の付近を通るたびに気にしていたよ。
6億円事件。久々に地元では明るい話題に沸き立ってます。府中高校に勝ったね。
文化祭に行ってみるのもいいですな。色々話したいこともあるので、とりあえずメール下さい。アドレスは変わってないです。I、F、Mなどの消息などお知らせしたいです。
投稿: へべれけ | 2011年5月21日 (土) 21時03分
おお、返信早いね。
メアドも住所も変わってないハズなんだけどなー。
今でも引越しを手伝ってもらったあの部屋で一人で暮らしてます。
近くへお越しの際はお寄りください、と言いたいトコなんだけど、独身男の一人暮らしの部屋なんで「お察しください」な状態なんだよねー。
ま、とりあえずメール送っておきました。
続きはそちらで。
投稿: なべちー | 2011年5月21日 (土) 23時35分