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2012年5月28日 (月)

ガマランド

 早起きして筑波山に出かけた。脱力スポットとして知られるガマランドが目的なのだが、せっかくだから乗り物も制覇したい。ロープウェイ乗り場のつつじヶ丘にクルマを駐めて、関東鉄道の路線バスに乗ってケーブルカー乗り場へ移動する。ケーブルカーで登り、ロープウェイで下って戻ってくる。丁度よい季節なので、乗り物も登山道も観光客だらけで盛況だ。
 そんな中、目当てのガマランドへ向かう。周りは大盛況でも、ここだけは静寂である。昔デパートの屋上にあったような百円で乗れる電動遊具が多数並んでいるのだが、稼働しているものは一つもない。ミニアスレチックらしき一角に並んだ遊具類も既にオブジェと化しており、物好きな子供でも遊ぼうとは思わない雰囲気だ。すっかり時代に取り残され、既に廃墟の雰囲気すら漂い始めている園内で、喜んで色々観察したり写真を撮ったりしているのは私一人。時々迷い込んでくる男女二人連れなども無くはないが、言葉少なに見渡すとすぐに立ち去っていく。山道を登った先にある、屋根が崩れ落ちている生命の石、どこにあるのか判らない逆さ舟石の看板などを見て、滑走面がコンクリートむき出しになっている無料大すべり台を歩いて降りる。壁面に色を塗っただけのガマの滝の下にある池には、大量のオタマジャクシが泳いでいた。
 そしていよいよ、売店で五百円の入場料を払いガマ洞窟に入る。洞窟と言っても、勿論本物ではない。土産物屋の建物が山の斜面に接して建っており、その斜面にガマランドの人工地盤がある。斜面を削った部分と、高床式の部分があるわけだが、建物と高床式の床下に生じた中途半端なデッドスペースを飾り付けて、お化け屋敷に仕立てたわけである。
 入口にはいきなりこれでもかと言うほどの人形やぬいぐるみなどが飾られている。中に入ると真っ暗で、足元もグニャグニャしていたりして訳がわからない。せっかくだが、私は恐がりに来たわけではないのではないので、LEDライトで照らして進む事にする。こうすると構造や展示物の様子が判り都合がいい。ありとあらゆる物が雑多に並べてあり、脱力感満載だ。最初は怖い物を並べていたのだろうが、凝った人形を作っても暗闇なので見えないことに気づいたのだろうか。ワケのわからない物体が天井から吊してあったりする。「鍋島の猫」と「安達ヶ原の鬼婆」の場面があるのだが、人形が痛んで原形を留めていない上に、関係ない人形を並べたりしているので何だかさっぱり判らない。更にはイノシシ大明神としてイノシシの剥製が展示されている。外の看板には巨大イノシシと書いてあるが、イノシシの一般的なサイズを知らないので、巨大かどうかの判断は出来ない。後半にはガマ洞窟らしく巨大なガマのオブジェがあり、床のセンサーを踏むと人形が天井から降りてくる仕掛けなどもある。とにかく、不要な物を適当に放り込んである感じで、何か入ってはいけないところを探索しているような気分だ。
 フラッシュを焚いて写真を撮ると、まるで雰囲気が感じられなくなってしまうのが残念だ。ブラックライトに照らされた、壁面の落書きもいい味を出しているので、高感度のヴィデオカメラで撮影してみたいと思う。
 洞窟を抜けると、さっき入場券を買った土産物屋の中に出る。せっかくだからガマの油でも買って帰ろうと思ったのだが、残念ながらここにはガマの油は置いていなかった。

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コメント

行ったのね、ガマランド!
実は私も「探偵ナイトスクープ」で桂小枝が紹介していたのを見て、行きたいなあ〜と思っていたのよ〜。次回の飲み会で、写真含めて状況をたっぷりお聞きいたしたく。

投稿: 梅奴 | 2012年5月31日 (木) 10時16分

 梅奴姐さん!、アンタも物好きですなあ。そうと知ってればお誘いしましたのに。では、近々報告会やりましょう。

投稿: へべれけ | 2012年5月31日 (木) 22時02分

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