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2012年5月24日 (木)

抗生物質で台無し

 風邪を引いて二日ばかり寝込んだ。七年前に煙草をやめて以来、滅多に風邪を引かなかったのだが、久しぶりである。私は元々了見が虚弱なので、体質も弱々しい感じがするのだが、無理をしないせいか意外に丈夫で、花粉症と虫歯くらいでしか医者に行くことがない。今回も二日ほどじっとしていたら熱も下がったので、もう大丈夫と思っていた。ところが、昼間は大丈夫でも、夜横になると咳が止まらなくなって、ウトウトしては咳き込む状態が続いた。これでは保たないと諦めて医者に行き薬をもらってきた。

 初めて行った職場の近くの耳鼻咽喉科は、咳止めと抗生物質を処方してくれた。普通の風邪ならば抗生物質は飲みたくないのだが、今回はとにかく咳を止めないと眠れないので、医者の指示通り抗生物質も飲んだ。確かに咳は鎮静方向に向かい、眠れないほどではなくなった。しかし、以来どうも体全体が不調なような気がするのである。まあ、完全に気持ちの問題なのだが、体内の善玉菌が死滅して、体中の抵抗力が無くなってしまったような気分になっているのだ。今まで毎日毎日規則正しく乳酸菌系の飲料を摂取し続けてきたのに台無しにした気分だ。極端な言い方をすれば、せっかくおなかの中で育ててきたものを流産してしまったような喪失感である。

 昔から、病は気からと言うが、こんな凹んだ気持ちでいるから、風邪もすっかり治った気がしないのである。ここは一つ了見を切り替えて、リセットした状態から、前よりいい状態を作ることにした。乳酸菌製剤のビオフェルミンSを一瓶買ってきて、食後に三錠づつ飲むことにする。普通の乳酸菌飲料と、オリゴ糖や植物繊維を多く含む飲料も規則正しく飲むことにする。これで腸内には善玉菌が大繁殖するに違いない。ついでだからこの夏は、鮎の刺身を食べて、横川吸虫(小腸に寄生する人体寄生虫)を育ててみようか。腸内細菌も寄生虫も花粉症のアレルギー症状を抑えるという説があるので、合わせ技にすれば幾らか効果が期待できるのではないだろうか。

 このように、本来何らかの目的のために始めた行為が、その行為自体が面白くなってしまって目的を見失うというパターンは、いわゆる「ダメな人」によく見られるようである。

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