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2013年11月29日 (金)

桃太郎神社

 桃太郎神社はコンクリート製のオブジェが立ち並ぶ愛知県でもメジャーな珍スポットであり、そこへ向かうには名鉄犬山線の犬山遊園駅から木曽川の左岸を遡るのだが、鉄道好きとしては名鉄の犬山橋が気にかかる。ここは二〇〇〇年まで道路と鉄道の併用橋だった。それも、路面電車の併用橋ではなく本線系統の併用橋なので、長い編成の特急電車とクルマが並んで走るという光景が見られた。いずれ行ってみたいと思っていたのだが、私がJR線完乗を目指している内に、平行する道路橋が完成して鉄道専用橋になってしまった。現在では複線線路の両側に、やけに広いスペースがある橋という印象だ。

 桃太郎生誕の地と云われる桃太郎神社は入り口の鳥居の下で猿が出迎えてくれるが、境内一杯にコンクリート製のオブジェが点在している。犬あり雉あり猿あり鬼あり。そして勿論桃太郎の像もある。石段を数段登ったところには桃から桃太郎が生まれた場面のオブジェがある。その他にお婆さんの洗濯岩だとか、くぐり岩などがあるが、何と言っても見物はコンクリートのオブジェ群だ。事前に珍スポマニアの聖書「珍日本紀行」で予習した感じよりは、色が塗り直されたらしく活き活きとした印象だ。ただ、残念なのは、「珍日本紀行」に記されている宝物館はその後焼失したとのことで新しい建物に変わっており、お爺さんが芝刈りに使った手袋や、きび団子作りに使った臼と杵などは飾られていなかった。
 宝物館を出て戻ろうとすると子供の引きつけるような泣き声が聞こえる。見ると両親と五歳くらいの息子、それにお祖母ちゃんという家族連れが宝物館の入り口いて、男の子が引きつけるように泣いているのだ。父親やお祖母ちゃんが「いい子にしてれば大丈夫」などとなだめているところを見ると、鬼のオブジェが怖くて大泣きしているようだ。今時の子供にしては大変素直に育っていていいことだ。子供というものは何か怖いもので脅かした方がいい。この子には今後当分は「いい子にしないと鬼が来るよ」と躾ければいい。そういえば私と妹(二歳下)は、親から「おいでおいでが来るよ」と脅かされた。最近になって記憶が繋がったのだが、おいでおいでとは「夜へ急ぐ人」を歌うちあきなおみの姿だった。今でもネットの動画で見ることが出来るが、あれは鬼のオブジェなんぞより数倍怖かった。

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