熱海城
秘宝館のついでに熱海城にも行ってみた。こちらは鉄筋コンクリート地上六階地下一階のなんちゃって天守閣である。金の鯱が出迎える入口を入るとまずは一階の武家文化資料。鎧だの刀だのが展示してあるが、別にどうと云うことはない。エレベーターで六階に上がると展望台。天気がよく初島、大島は勿論、房総半島まで見渡すことが出来る。この景色はすばらしく、これだけでも入館料の価値はある。五階は江戸体験の間。肥たご桶を担いでみたり、千両箱を持ち上げたり、箱枕で寝る体験が出来る。四階は判じ絵の世界。これは面白いが、判じ絵の本を一冊買えば済む気もする。沢山の判じ絵のうち、八枚がクイズになっており、全問正解すると記念品がもらえるらしい。私は一つだけ判らなかったが、帰宅後に解決した。三階はなくて二階は日本城郭資料館。日本中の城郭の模型の他に、マッチ棒で造った城、東海道五十三次(複製)が展示されている。地下一階はゲームコーナーと浮世絵秘画館。早い話が春画の展示室である。
展示物は江戸東京博物館の常設展示に比べるまでもなく貧弱だが、春画のコーナーがあることでただの博物館とは違う存在感がある。ここは展示物は二の次で、展望とお土産コーナーを楽しむ場所であろう。城郭と春画に興味があれば、また別の見方が出来ると思うが。
別館のトリックアート館にも入ってみたが、カメラのファインダー越しだと物凄く立体的に見えるという趣向の物が多いので、私のようなお一人様は楽しめない。グループで行って写真を撮り合ったりすれば楽しめると思う。
せっかくなので、判じ絵クイズ全八問を掲載。
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