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2013年12月10日 (火)

うさみ大観音

 伊豆の伊東から熱海方面へ国道一三五号線を進むと、宇佐美の山の上に大きな仏像が見える。何度も遠目には見て気になっていたのだが、大仁から亀石峠を越えて訪れてみた。
 入り口で拝観料を払うと、見学順路に従って宝物殿のような所を見学する。色々説明が書かれた壁一杯の彫り物や仏像などが並んでいる。私は仏教が好きなわけでも美術が好きなわけでもなく、単に巨大な仏像が好きなだけなので興味が無い。大聖寺秘宝殿のように雑多なモノが並んでいると楽しめるのだが、このように美術館然としていると面白くない。渡り廊下を渡って境内に出ると斜面にびっしりと小さな仏像が並べられている。今や殆どの宗教施設で目玉商品となっている水子供養の地蔵である。地蔵を奉納する人の気持ちはお察しするが、水子供養を前面に出して商売している寺院というのは、他人の後ろめたい気持ちにつけ込む商売のような気がして好きではない。
 勿体振った本堂や、こけおどしな七福神像、どうでもいい三十三観音などを順に見て、ようやく大観音に辿り着く。高さ五十メートルと云われているが、本体はどう見ても十五メートル程度か。残念なことに観音像に関する説明が一切見あたらず、諸元が確認出来ない。水子供養の大事さを説くのも結構だが、説明版くらい置いてくれてもいいのではないか。仏像の大きさを表す場合、大きさを誇らんが為、台座の高さ込みで表記することが多いが、このうさみ大観音は本体よりも台座の方が高さがあるし、台座込みでも五十メートルには見えない。今流行りの偽装表示のような気がするが、巻き尺持って測りに行くことも出来ない。
 境内には二万体余の水子が奉られており、慈母観音がそれらを見守っているのだという。その割には土曜日なのに参拝者も少なく閑散としている。あの妙な宝物殿を見ないなら拝観料は必要ないのだろうか。別に根拠はないのだが、全体的にこけおどし、全てが水増し的な印象を受けてしまうのは何故だろうか。規模の大きさの割には面白味が無い施設であった。
Photo
(うさみ大観音 台座の一階分が三mとしても・・・)

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