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2013年12月11日 (水)

熱海秘宝館

熱海秘宝館

 熱海秘宝館へ行くのは二十余年ぶりだ。昭和後期にあちこちに建設された秘宝館だが、バブルの終わり頃までに多くが廃業、二十一世紀まで生き残った秘宝館も、北海道秘宝館、元祖国際秘宝館、別府秘宝館がすでに廃館。現在営業しているのはこの熱海秘宝館と鬼怒川秘宝殿、嬉野観光秘宝館の三館のみ。嬉野観光秘宝館は来年(二〇一四年)三月に廃業が決まっているということだ。いつまでもあると思うな秘宝館である。

 さて、前回は熱海港側からロープウェイで行ったが、今回は裏の熱海城側から直接入ってみる。入り口の脇に「館内のご案内」という看板があり、それによると「おみくじ堂、コレクションコーナー、幻想の部屋、永遠の名女優マリリンモンロー、変身画廊、珍説・貫一お宮、露天風呂に遊ぶ芸妓さん、現代版浦島太郎物語、恵比寿様の鯛釣り・子宝観音、プレイコーナー・ゲームコーナー、おもしろサイクリング、珍説一寸法師、男女対抗○○たたき!」という内容だそうだ。土曜の午前中だが結構な盛況で、次々にお客が入っていく。私も千七百円の入場料を払って入館する。
 幻想の部屋と浦島太郎、一寸法師は映像とセットを組み合わせたアトラクション。コレクションは浮世絵、恵比寿様、サイクリングなどはゲームコーナーだ。まずマリリンモンロー。ハンドルを回すと床下の扇風機が回ってスカートが捲れるお馴染みの仕掛けだ。露天風呂の芸妓さんは透明アクリルの覗き窓から露天風呂の芸妓さんを覗くと、窓に向かって水が飛んできて驚く趣向。そして、秘宝館の肝と云うべき動く人形のアトラクションは、、貫一お宮のコーナー。ここには三つのアトラクションが並んでいるが、行水中のご婦人が向こうを向いており、ボタンを押すと三六〇度回転するのだが、こっちを向くと下から手拭いを持った手が出てきて股間を隠すものと、砂浜のパラソルで寝ているご婦人の股間に掛かったタオルを、ボタンを押すと蟹がずらすものは、ほぼ同じ物が嬉野観光秘宝館にもあった。詳しいことは知らないが、恐らく同じ制作者の手によるものであろう。
 そこそこ繁盛しているせいか、アトラクションのメンテナンスも行き届いており、映像も新しくなっている。寂れたとはいえ、熱海という大観光地の集客力と、温泉街から見上げる丘の上にあり、ロープウェイとセットになっている事。更に、麓から熱海城を見上げて、混同して入ってくる客もいそうなので、何とか維持していけるのだろう。鬼怒川、嬉野が、客が入らない、メンテナンスが出来ず故障だらけという悪循環に陥っているのに比べ、熱海は規模の小ささも幸いして、経営者にやる気さえあれば維持していくことは可能ではないかと思う。
 嬉野観光秘宝館は最後のハーレムという壮大なアトラクションが感動的だったが、熱海には大規模なアトラクションは無い。私の見立てでは、熱海はもう暫く持ちそうなので、秘宝館という文化に興味のある人は、先ずはあと四ヶ月を切った嬉野観光秘宝館へ、そしていつ潰れるか判らない鬼怒川秘宝殿に先に行くことをお勧めしたい。
Photo
(熱海秘宝館)

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