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2014年1月 8日 (水)

聚楽園大仏

 聚楽園(しゅうらくえん)は名古屋の実業家山田才吉が一九一六(大正五)年に開業した料理旅館であり、広大な敷地を有していた。その敷地内に昭和天皇のご成婚を記念して一九二七年にに建立されたのが聚楽園大仏だ。鉄筋コンクリート製で高さ一八、七九メートル。信仰のためではなく観光目的に建立された大仏である。一九三七年の山田才吉没後、聚楽園自体が譲渡され、一九九七年からは東海市が公園として管理している。大仏は一九八三年から曹洞宗大仏寺の所有となり、一九八五年に修復が行われた。

 年末の平日なのに公園の駐車場にはクルマが一杯で賑わっている。聚楽園は桜の名所でもあるらしいので、花見頃には大変なことになるのだろう。大仏は小高い丘の上に鎮座しており、近づくと予想以上の大きさに驚く。約一九メートルというのは台座を含まない数値のようだ。色は石州瓦のような赤茶色で一九八五年の改修時に塗装されたようだ。一九二七年製ということで、年代も色合いも常福寺大仏に似ている。いずれもコンクリート製の大仏としては最初期のものだが、聚楽園大仏の規模の大きさ、常福寺大仏の光背の見事さ、いずれもコンクリート造形の可能性を最大限に活かしている。

 三大○○の話を蒸し返すようで申し訳ないが、日本三大大仏特別編として素材別で一つづつ挙げるとすれば、金属製は越前大仏、コンクリート製は聚楽園大仏、石製は日本寺大仏でいいと思う。とにかく大きさに圧倒される聚楽園大仏である。

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