最後のAOpen?
「マザーボードの死因」でも触れたのだが、使用しているパソコンが陳腐化してきたので、新しい部品で組み直すことにした。
別に3Dゲームをバリバリやるわけでもなく、メール、ウェブ閲覧、ラジオのタイマー録音、ワープロ・表計算、音楽CD作成くらいにしか使わないので、それほどのスペックは要求しない。しかし、性能のいいマシンが欲しくなるのは男の性(さが)で、ついつい高性能な部品に心を奪われる。
ペンティアムのCore 2 QuadというCPUが使ってみたいので、それを基準に部品を選定するが、マザーボードの選択で迷う。歴代の自作パソコンは全て台湾のエーオープン(AOpen)社製を使用してきた。順に「AX6B Plus」「AX6B」「AX6BC Type.R V spec II」「AX37 Plus」「AX3S ProII」「AX4SG-UL」である。しかし、現在エーオープンが出しているマザーボードは「AX33G-UL」くらいしかなく、情報を集めると他社からOEM供給されているらしい。かつてはBIOSがコギャル言葉で喋ったり、真空管をオンボード音源に使ったりと、遊び心満点のマザーボードを数多く送り出したエーオープン社だったが、現在は主力をベアボーン・キットに移し、マザーボード生産には力を入れていないようだ。
現行の「AX33G-UL」は何の面白味もないマザーボードで、今回はアスース(ASUSTeK)かギガバイト(GIGABYTE)製のマザーボードにしようと思った。しかし、PS2マウスに対応(切換器を使用するので必須条件)していないなどの細かな理由でふるい落とすうちに、結局「AX33G-UL」に落ち着いてしまった。
高性能のCPUと四ギガバイトものメモリを積みながら、オンボード・グラフィックという、F1ドライバーを軽トラに乗せるようなアンバランスなマシンが出来上がってしまった。次にいつパソコンを自作するかは不明だが、このまま行けば長年馴染んだエーオープンのマザーボードは使わない気がする。
なお、余った部品を集めて、もう一台パソコンを組んでみた。一番安いケースと、ヤフオクで中古のマザーボードを入手して、廃物利用のパソコンの完成である。一応新作二台のスペックを記しておく。
M/B:AOpen/AX33G-UL CPU:Intel/Core 2 Quad Q6600 2.4G MEM:A-DATA/DDR2 PC2-6400 2G*2 HDD:Seagate/500GB(SATA2) OS:WindowsXP Pro(SP2)
M/B:TYAN/i810 Tomcat S2056 CPU:Intel/Celeron433 MEM:Green House/SDRAM PC100 256M*2 HDD:IBM/30+120GB(ATA66) OS:Windows2000(SP4)
新しい方は今後メイン機として使う予定だが、廃物利用の方をどう活用するか?。思い切ってファイル交換専用機にしてみようかと思う。
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