2007年12月13日 (木)

最後のAOpen?

 「マザーボードの死因」でも触れたのだが、使用しているパソコンが陳腐化してきたので、新しい部品で組み直すことにした。
 別に3Dゲームをバリバリやるわけでもなく、メール、ウェブ閲覧、ラジオのタイマー録音、ワープロ・表計算、音楽CD作成くらいにしか使わないので、それほどのスペックは要求しない。しかし、性能のいいマシンが欲しくなるのは男の性(さが)で、ついつい高性能な部品に心を奪われる。
 ペンティアムのCore 2 QuadというCPUが使ってみたいので、それを基準に部品を選定するが、マザーボードの選択で迷う。歴代の自作パソコンは全て台湾のエーオープン(AOpen)社製を使用してきた。順に「AX6B Plus」「AX6B」「AX6BC Type.R V spec II」「AX37 Plus」「AX3S ProII」「AX4SG-UL」である。しかし、現在エーオープンが出しているマザーボードは「AX33G-UL」くらいしかなく、情報を集めると他社からOEM供給されているらしい。かつてはBIOSがコギャル言葉で喋ったり、真空管をオンボード音源に使ったりと、遊び心満点のマザーボードを数多く送り出したエーオープン社だったが、現在は主力をベアボーン・キットに移し、マザーボード生産には力を入れていないようだ。
 現行の「AX33G-UL」は何の面白味もないマザーボードで、今回はアスース(ASUSTeK)かギガバイト(GIGABYTE)製のマザーボードにしようと思った。しかし、PS2マウスに対応(切換器を使用するので必須条件)していないなどの細かな理由でふるい落とすうちに、結局「AX33G-UL」に落ち着いてしまった。

 高性能のCPUと四ギガバイトものメモリを積みながら、オンボード・グラフィックという、F1ドライバーを軽トラに乗せるようなアンバランスなマシンが出来上がってしまった。次にいつパソコンを自作するかは不明だが、このまま行けば長年馴染んだエーオープンのマザーボードは使わない気がする。

 なお、余った部品を集めて、もう一台パソコンを組んでみた。一番安いケースと、ヤフオクで中古のマザーボードを入手して、廃物利用のパソコンの完成である。一応新作二台のスペックを記しておく。

M/B:AOpen/AX33G-UL CPU:Intel/Core 2 Quad Q6600 2.4G MEM:A-DATA/DDR2 PC2-6400 2G*2 HDD:Seagate/500GB(SATA2) OS:WindowsXP Pro(SP2)

M/B:TYAN/i810 Tomcat S2056 CPU:Intel/Celeron433 MEM:Green House/SDRAM PC100 256M*2 HDD:IBM/30+120GB(ATA66) OS:Windows2000(SP4)

 新しい方は今後メイン機として使う予定だが、廃物利用の方をどう活用するか?。思い切ってファイル交換専用機にしてみようかと思う。

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2007年10月27日 (土)

マザーボードの死因

 私の自宅には三台のデスクトップ型パソコンがある。三台必要なわけではないのだが、自作機なので部品を更新している内に、余った部品でもう一台組み立てられるくらい古い部品が余ってくる。それを繰り返している内に三台になってしまったのだ。
 ここのところメインで使っているマシン(Windows2000!)が不調なので、数年前から電源が入らず使っていなかった一番古いマシンのケースに移すことにした。
 一番古いマシンのケースからマザーボードを取り外して見ると、電解コンデンサから液漏れしているものがある。よく見ると液漏れまで行かなくとも、膨らんでいる電解コンデンサが沢山。数えてみたら、底が抜けて液漏れ七本、上部が破裂二本、膨張三本。全て「Lelon 1000μF 6.3v」と印刷されている電解コンデンサだ。ネットで調べてみると出るわ出るわ。あっちでもこっちでもこの不良コンデンサの破裂・液漏れが報告されており、猛者は自分でコンデンサを交換してマザーボードを生き返らせたりしているようだ。
 ハンダ付け作業は大好きなので、すわコンデンサ交換!と思ったのだが、肝心なことを思い出した。このマザーボードは調子が悪くなったときに色々試行錯誤をしすぎて、CPUソケットの爪が欠けてしまい、CPUファンが取り付けられなくなっていたのだった。コンデンサは二本足だから私でも交換できるが、CPUソケットは三七〇本足なのでとても無理だ。
 というわけで、残念ながらこのマザーボード「AOpen AX3S ProII」で四台目のパソコンを組む事は出来ない。マザーボードとケース以外は一式揃っているので、ちょっと勿体ない気がする。中古のマザーボードを探してみようかしらん。

Photo

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