2017年6月 2日 (金)

鮎釣り二〇一七

・七月十日(月) 丹波川(道の駅下) 七匹

 今年はやる気の無い鮎釣りだが、暑くて家に居られないので、涼みがてら丹波川へ。囮屋で聞くと今年は好調らしいので年券を買う。丹波川の年券は七千円なので、四回で元が取れる。年券を買う目安は五回未満で元が取れるかどうかだと思う。
 お気に入りの保之瀬には先客が三人も居るので、役場裏にクルマを駐めて釣り下ってみる。ポツリポツリ掛かるが、元気はいいけどやっとオトリになる程度のチビばかりだ。周りに釣り師が居ないので探り釣りをしながら、二時間半で七匹。
 丹波川は流れは細いが、涼しくて水もきれいなので爽快である。年券を買ったので、少なくともあと三回は来ないといけない。

・六月七日(水) 荒川(玉淀) ゼロ

 初めて荒川の玉淀ダム下に入る。囮屋のオヤジが「あまり釣れてないよ」と言う時点で期待薄だ。渇水なのだと思うが水面に泡が浮いて、垢腐れがひどい。川相も大きなごつごつした石が多く釣りにくい。
 暫く探るが反応が無い。場所を移動させようと引くと、囮が水面近くまで出たところで何かが追いかけて来て掛かる。明らかに鮎ではない大きな魚で、突っ走られて水中糸が切れる。ブラックバスだろうか。
 二匹目の囮で続けるが、よく見ると囮の後ろをヤマメらしき魚がずっと追いかけている。何だかよくわからない。周りの釣り師も全く釣れていないので早めに諦めて、偵察しながら帰る。ダム下の囮屋ももう一軒の囮屋も何だか常連ばっかりのようで、入っていくとジロジロ見られて嫌な雰囲気だ。曇りのせいか川の雰囲気も暗くて好きになれない。多分もう行かないような気がする。

・六月二日(金) 酒匂川(十文字橋) 四匹

 今年も釣れない鮎釣りの記録を、チラシの裏代わりの備忘録として書いておこうと思う。何年経っても上達しない鮎釣りに飽き気味でもあり、十回くらいは釣行したいという程度の緩い目標で臨む。一日の解禁日は、明け方が雨にまさかの二度寝。回復した天気を眺めながら「解禁日は混むからなあ」などと自分に言い訳。もう終わっている。
 解禁二日目、ホームグラウンドの酒匂川へ。九時頃入川すると、早出の釣り師は引き上げ始めている。渇水で子鮎は沢山いるが、ハミ跡は無い。根巻きに食いつく子鮎や、ヨシノボリに悩まされながらも、キープサイズ四匹。小さい二匹は放流ものだが、大きい二匹は真っ黄色の遡上物。初日はボウズでなければいいので、これで十分だ。

 雑誌などの情報では、今年は遡上状況が悪い川が多いようだ。更に、年一度は遠征する神通川が入漁料を値上げし、日券三千五百円、年券一万二千円というふざけているとしか言いようのない価格になったので、行きたくない気持ちで一杯だ。仕掛けも、錨針も全然作ってない。何とも気勢の上がらない鮎釣り初日である。

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2016年6月 1日 (水)

鮎釣り二〇一六

鮎釣り二〇一六

・九月二十一日(水) 終了

 台風がたっぷり雨を降らせて過ぎていったので、鮎釣り道具をすっかり片付けて鮎シーズンは終了。今年も散々なシーズンだった。

二〇一六年 釣行一五日、計三十四匹(一日最高十四匹、平均二、二匹)

 去年よりはマシだが、数字を上げているのはメザシサイズが根巻き糸に食いついて釣れた丹波川の十四匹なので、まともに釣れたのは神通川の十匹だけである。
 全く上達の気配がない鮎釣りだが、暑い中川に立ち込んでいるだけで気分がいいから、釣果にはさほど拘らずに続けていきたいと思う。さあ、鮎が終わったらカワハギ釣りだ。

・九月七日(水) 神通川(高山線鉄橋上流) 二匹

 昨日に引き続き高山線鉄橋へ。舟崎オトリは高い天然物を売りつけるので、遠いけど養殖物三匹千円の吉井釣具で囮購入。昨日の調子でと意気込むが、今日はさっぱり反応が無い。見渡す限り釣り師もゼロ。七時から十時半まで竿を出すが結果は二匹。今日は身切れキャッチミス無しで、二匹目は二十三センチ位の今回最大だったので良しとする。そこそこ釣れて、年券の元も取ったので、もう気が済んだような気もする。一方で今年の神通は尺鮎クラスも出そうな気がするので、大物狙いもやってみたい気もする。

・九月六日(火) 神通川(高山線鉄橋上流) 一〇匹

 どうせ釣れないなら好きな場所で釣ろうと、午前中で帰るつもりで高山線の上流へ。舟崎オトリは天然物しかないとのことで、囮二匹で一四〇〇円も取られる。二〇センチ以上ありそうな立派な囮だ。見渡すと釣り師は三人ほど、期待出来そうにないと思っているといきなり一投目で掛かる。囮も掛かり鮎も大きいので、PE〇・〇六号の仕掛けでは慎重になる。思い切って引き抜くが弾道が低く足元の岩に当たってバラす。その後コンスタントに掛かるものの、仕掛けはPE〇・一号に替えたが針が七号の三本錨しかない。二〇センチを超えると七号では針が小さいようで、半分近く身切れでバラし、更に雑な引き抜きでキャッチミスバラしも多発。仕掛けを短くして丁寧に釣ろうと心掛けるが、大きいやつは抜く前に身切れするのは如何ともしがたい。結局取り込んだのは十匹で念願のツ抜けだが、掛けた数はその倍くらいになると思う。午前中で帰るつもりが飯も食わずに夕方まで釣って、更に助平了見を出して、明日の午前中も竿を出すことにする。
・九月五日(月) 神通川(成子大橋上流) ゼロ

 釣りのために四連休を取ったものの、台風の進路が気になり初日の日曜は移動日として、ゆっくり富山に向かう。月曜は舟崎オトリのオヤジの助言に従い成子大橋の上流に入る。釣り師が少なく快適だが全く反応が無い。ゆっくり昼寝をして再び竿を出すが、やはり反応無し。周りの釣り師も一人がコンスタントに釣っている以外はほぼ釣れていない。釣れているのは午前中私が竿を出していた場所だ。周りの釣り師が引き上げた後も夕まずめまで粘ってみるがボウズ。二匹の囮を交互に使って、夕方まで元気に泳いでいたのだから、相当丁寧に釣ったのだが。

・八月二十四日(水) 庄川(中越パルプ前) 三匹

 満を持して三連休を取ったのに、前日に台風が直撃。那珂川に行ってみようと目論んでいたのだが、当分は回復しそうにない。ふて腐れつつ西へ向かう。神通川までは全滅だが、庄川は大丈夫そうだ。神通川が濁らないとなかなか来ないが、広々とした雰囲気が好きな川だ。
 囮屋の助言で下流の中越パルプ前に入る。いい天気で、水温は二十四度と高い。少しづつ移動しながら広い瀬を探って、午前中で三匹。もう少し頑張ろうかとも思ったが、風が強くて竿を立てていられないので納竿。釣果は三匹だが、大変気分がいい釣りが出来たので満足する。
 午後は分水嶺を越えて長良川を偵察。翌日は富士川を偵察。三連休で竿を出したのは三時間だけという結果。

・八月十二日(金) 丹波川(保之瀬) ゼロ

 色々予定が立て込んでなかなか釣りに行けない。お盆休みは十一、十二と連休だったが、十一日はクルマの修理のため釣りに行けず。十二日にやっと釣行。途中で従弟と合流し、小菅川でフライをする従弟とは深山橋で右と左へ泣き別れ。
 前回いい思いをした保之瀬に入るが、川遊びの若者たちを避けて下流側で開始。水温は十七度と低く、良さそうなポイントでも反応なし。前回と同じ上流側に移動するが、こちらも全く。水温が低いので養殖囮は元気だが全く追う気配なし。二時間ほどで諦めて小菅に移動。従弟と合流して河原でインスタントラーメンを作って食べる。釣れなくてもこういう楽しみがあれば十分だ。従弟も二度反応があったが坊主とのこと。この時期にしては水温が低いのが敗因だろうか。

・八月二日(火) 神通川(大沢野大橋) ゼロ

 神通川が釣れ出したらしいので、急遽夜走りで富山へ。ところが、ここのところ落ち着いていたクルマの電圧降下が再発。神通川に着いた時点で、電圧が一〇ボルトを切って、ラジオが途切れるという緊急事態。よく調べたところ、オルタネーターの配線がナットが外れて引っかかっているだけの状態で火花が飛んでいる。九時半のホームセンター開店を待って、ナットとワイヤーブラシを買って緊急修理。河原で始動できるように充電のため暫く走り回って、十一時半釣り開始。
 上流の高原川は真っ茶色だが、神通川はやや増水濁り無しで、水温は二〇度。昼休みを挟んで十五時過ぎまで竿を出すが全く反応が無い。下流のガンガン瀬に立ち込んでいる人はコンスタントに釣っているので、囮が変わったら瀬でと思うが、結局養殖囮を泳がせただけで終了。
 翌日リベンジと思ったのだが、悪い予想通り濁りが入ってしまい、更に雨が降ってきたので断念。常願寺川、黒部川、姫川、みんな濁っていたので竿を出さず帰宅。
 処置が遅ければ完全立ち往生になるクルマの不調を、際どいところで発見処置出来て良かった。ホームセンターの駐車場でクルマを直していたら、地元の爺さんが話しかけてきた。暇な年寄りかと思って話をしていたら、元整備士で、心配して様子を見に来てくれたとのこと。何故か富山では親切な人に巡り会うことが多い。

・七月二十九日(金) 釜無川(穴山橋) ゼロ

 千曲川の翌日は水の綺麗な川で釣りたくなる。釜無川の穴山橋に入るが、ここも渇水で垢腐れ気味。でも砂が白くて水が澄んでいるので爽やかである。流れには群れ鮎が沢山いるが、囮を送っても一緒になって泳いでいるばかり。囮を引き寄せると群れ鮎がついてくる。追っているのではなく群れているのだから、事故が起こらない限り掛かりはしない。結局一度も反応が無いまま昼で納竿。群れ鮎は沢山いるから、もう少し育てば面白くなるかも知れない。

・七月二十八日(木) 千曲川(大石橋) 二匹

 仕事が忙しかったり、姪っ子が来ていたりでなかなか釣りに行けなかったのだが、とりあえず姪っ子がいなくなったので釣りをする。広い川でやりたかったので、前の晩出て、佐久平PAで車中泊、いつもオマケしてくれる高野釣具で券と囮を買って大石橋の下へ。千曲本流は濁っていることが多く久しぶりだが、今日も渇水なのに笹濁りだ。第一投目でいきなり掛かったので喜ぶが、その後が続かない。一時間ほどしてもう一匹掛かるがその後は音無しの構え。午後になると周りの釣り師もすっかりいなくなる。結局午前中の二匹でお終い。千曲川は広くていいのだが、水が汚くて足元が滑るので怖い。今度からライフジャケット着用で釣ろうかと真剣に考える。

・七月十一日(月) 丹波川(保之瀬) 十四匹

 先週に続き丹波川へ。先週より釣り師は少なく、村営釣場のところにも二人くらいしかいない。どうせ釣れないなら木陰で涼もうと保之瀬に入る。橋の下流には先客がいたので上流の集落下で拾い釣り。ポツリポツリ釣れるが、やっと囮になるくらいのチビばかり。十時過ぎから三時間ほどやって、今季初ツ抜けの十四匹。但しここで大きな問題がある。チビ鮎の三分の二は口掛かりで釣れている。どうやら囮を追ったのではなく、黄色い根巻糸を虫か何かと思って食いついたようだ。つまり友釣りではなく、鮎の疑似餌釣りである。涼しい山の中で心地よく釣りが出来れば、背掛かりでも口掛かりでもどうでもいいのだが。

・七月四日(月) 丹波川(道の駅下) 一匹

 どこに向かうか決まらないまま高速に乗ったが、上野原で降りて一昨日解禁したばかりの丹波川へ。保之瀬で川を見ていると地元のオッサンが釣れないよと教えてくれる。道の駅下に入ると先行者は五六人。一時間ほどは気配なく、少し上流の橋の下に移動するといきなり掛かるが、追い星の出たいい型のハヤ。それでももう少し粘ると、辛うじて十五センチほどの鮎が掛かる。小さいが黄色さもヒレの張り具合も申し分ない一匹。その後も移動して探るが、周りの鮎師は全員撤退。お昼過ぎに納竿。解禁二日で釣れる鮎は釣りきられてしまい、後はチビ鮎の成長を待つ感じか。丹波川は涼しくて水が綺麗なので、暑い日にはいい。チビ鮎が育った頃にまた来よう。

・六月十六日(木) 酒匂川(新十文字橋上流) ゼロ

 再びひどい渇水で泡が立ち始めた酒匂川。釣り師も少ない。人の少ない瀬に入ると、一投目でいきなり掛かるが、メザシサイズで空中バラし。その後全く反応が無いと思っていると、一昨日隣に入ってきたダイワのテスターが現れる。様子を見ていると、立て続けに掛けている。さすがはテスターだ。
 その後一匹掛けたが痛恨のバラし。雨が降ってきたので、新十文字橋の下で雨宿りしながら暫く釣るが反応無しで、三タテボウズ。今日の結論は、「テスターはさすがに巧い」。

・六月十四日(火) 酒匂川(新十文字橋上流) ゼロ

 前日にまとまった雨が降り増水したのでチャンス到来と思い酒匂川へ。前回、前々回と同じ瀬に入る。やや増水で水温二十度と申し分ない好条件。なのにさっぱり反応が無い。周りもたまに釣れる程度。隣にダイワのテスターが入って来たが、ちっとも釣れていない。監視員に聞くと上流では幾らか釣れているらしいが、私の周りはさっぱり。漁協の速報ではみんなツ抜けみたいな書き方だが、見た感じツ抜けも居るという程度か。正午に納竿し、丹沢湖、三国峠、道志川沿いをドライブして帰る。初夏の風が心地よい。

・六月七日(火) 多摩川(睦橋下流) ゼロ

 天気も悪いので近場で済まそうと秋川へ。絶好調らしい錦江閣前は渇水のちょろちょろ流れに釣り師が大勢いるので敬遠。東秋留橋の囮屋で囮を買って、多摩川の睦橋下に入ってみる。秋川に比べると水が汚い。そして鮎の気配も無し。二時間ほど竿を出して撤収。つまり、錦江閣前には大量に放流しているというだけのことのようだ。秋川は、ヤマメも鮎も放流した分だけ釣り切ったらお終いの釣り堀方式。コソ泥みたいに気配を殺して細仕掛けで群れ鮎を掛けるような釣りは面白いと思わない。私は雑な釣り師である。

・六月六日(月) 酒匂川(新十文字橋上流) 三匹

 どうせ釣れるとしても昼頃からだろうと、ゆっくり寝坊して十時半から釣り開始。場所は解禁日よりもう少し上流の広いチャラ瀬。予想通り昼近くにやっと一匹目。その後も一時間に一匹というペース。朝は大勢いた釣り師が午後には殆ど引き上げてしまう。残った釣り師も、時々思い出したように釣れる程度。小さな鮎は沢山いるようだが、どうにも囮を追わないようだ。一回まとまった雨が降って、その後晴天が続くといいのだが。
 明日も休みなのだが、場所を変えようと思う。どこに行くか悩むところだ。

・六月一日(水) 酒匂川(新十文字橋上流) 三匹

 全く上達の気配のない鮎釣りだが、今年も反省の色なく続けるつもりだ。そしてその記録をここに掲載するという恥の上塗りを今年もやる。
 検索でここに辿り着いた方、申し訳ありません。鮎釣り情報として役に立つ内容ではありません。ひたすら釣れない愚痴の羅列ですので悪しからずご了承ください。
 虚しいので過去の成績とか今年の目標とかはもうやめて、淡々と釣行記録と愚痴を並べさせていただく。

 今年の解禁日は通い慣れた酒匂川へ。一番好きな小田急と十文字橋の間は激混みなので、少し上流に入る。水温十七度で水は少ない。
 七時前から正午までやって三匹。とは言うものの二匹はメザシサイズ。周りも全く釣れていないし、たまに釣れてもチビばかりだ。初日なのでボウズでなければ良しとして昼で切り上げ。他のポイントも見て回る。ついでに今年は例年にない好調と前評判の相模川も覗いてみるが、朝は釣り師がひしめき合っていたのに、二時過ぎで閑散としている。こちらも期待外れなのか。
 とにかく解禁ボウズは免れたので、情報を集めながら作戦を練ろうと思う。

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2016年5月31日 (火)

最南端&最西端航路

最南端&最西端航路

ぱいかじ(安栄観光貨客フェリー)十九噸
二〇〇三年形原造船で建造

フェリーよなくに(福山海運カーフェリー)七五三噸
二〇一四年熊本ドックで建造

 長年隣の部屋に住んでいた娘が嫁に行くことになった。挨拶に来たら渡そうと思って、ご祝儀とも餞別ともつかないものを用意していたのだが、挨拶もせずに出て行ってしまった。少しまとまった金が浮いてしまったので、石垣島までの往復航空券を買った。目指すは日本最南端と最西端の定期航路である。

波照間島航路(五月十八~十九日)

 石垣島から八重山の島々には安栄観光の高速船が頻発している。サーフェースプロペラという水面を叩くような推進装置を装備していて興味深いが、乗ってさほど面白い船ではない。波照間島へは週に二往復ほど貨客フェリー「フェリーはてるま」が就航している。この船は倒産した波照間海運が所有していた、一九九〇年就航、一九四総噸という小型のフェリーだ。片道はこれに乗りたいと思ってスケジュールを組んだ。
 ところが現地で確認するとフェリーはてるまはドック入りのため運休とのこと。ただし乗船予定の便は同じ安栄観光の貨客フェリー「ぱいかじ」が代船として就航するとのこと。ぱいかじには最終日に竹富島から石垣島まで乗る予定だったのだが、ここで乗れるなら最終日を石垣島観光に宛てようかと思う。
 高速船第十二あんえい号で波照間島へ渡り、レンタサイクルで島内を散策。民宿の部屋にはヤモリが、ブロック塀にはカニが、道端にはヤドカリが、道端のため池にはメダカや大鰻が、とにかく動物の多い島だ。翌日船を待っていると港内で赤海亀が泳いでいた。
 貨客フェリーの乗船券を買おうとすると係員が「甲板のベンチしかなくて潮をかぶるような船ですよ。やめた方がいいと思いますが」と親切に助言してくれる。もちろん迷わず乗船券を購入。貨物は色々積んでいるが、乗客は私一人だ。港を出た途端に期待通りの大揺れで、昼に飲んだビールと相まって最高に心地よい。調子に乗って泡盛を飲んだりしている内に至福の二時間は過ぎてしまい石垣島に着く。波照間航路でぱいかじに乗れたのは実に運が良かった。

与那国航路(五月二十~二十一日)

 与那国島には高速船は就航しておらず。福山海運のカーフェリーが週二往復就航している。こちらはまだ就航二年目の新しいフェリーだ。片道四時間という航路だが、船内には飲み物の自動販売機しかない。生憎海上はべた凪で、滑るように船は進んでいく。西表島を越えた辺りから海鵜のような鳥が船に並走して飛んでいる。餌付けするやつも居なかろうにと思っていたのだが、やつらは船に驚いて滑空する飛び魚を狙っているようだ。全く揺れずに与那国島へ到着。民宿でバイクを借りて島内散策。ヨナグニサンは見られなかったが(興味も無いが)、とにかく蝶類が多い島だ。また集落から離れたところで野良猫を見かけた。ヨナグニヤマネコかと思ったが、柄は普通の家猫のようだった。最高所の宇良部岳の山頂は薮をかき分けなければ辿り着けないが、事前にハブのいない島だと調べてあるので怖くはない。ところが、その後、道端に二メートルはありそうな大きなヘビを発見。「ハブはいない=ヘビはいない」と勝手に思い込んでいたので、ハブだと思って総毛立つ。後で調べたところ、ヨナグニシュウダというアオダイショウの兄貴分みたいなヘビであることを知る。これも滅多に見られないヘビのようだ。
 翌日の復路もべた凪。ネット情報の「船は新しくなっても大揺れすることに変わりなし」に期待していたので拍子抜けである。石垣島に着いてももう少し船に乗りたい気がして、高速船ぱいじまで竹富島に渡り、一昨日乗ったぱいかじに再び乗船。竹富島ではスコールの中フォークリフトでの荷役作業をじっくり見物する。八重山諸島の縁の下の力持ち、ぱいかじに二度も乗船出来て、大満足の八重山旅行だった。

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2015年12月 3日 (木)

だいとう

だいとう(大東海運 貨客船 六九〇総噸)
二〇一一年五月 渡辺造船所(長崎)で建造
全長八三・六m、全幅一三・四m、航海速力一六ノット
那覇~南大東島・北大東島航路に就航中

 思いがけなく仕事が四連休になり、はて何処に行こうかと思案中に、ふと大東海運のウェブサイトを見ると、休暇の日程と運行スケジュールがピッタリ。こんなチャンスは滅多にないと航空券と船と民宿の予約を取って沖縄へ向かう。思えば二〇〇八年九月、とまりん二階の大東海運の事務所で、あっさり「今日の便は欠航です」と告げられて途方に暮れてから早七年。二度目の挑戦である。今度は台風も発生しないであろう十一月。天気予報も晴れマークが並んでいる。

 成田発のLLCで那覇に着き、大東海運に電話すると「今すぐ乗船券を買いに来い」という。本来は午前中の内に乗船券を購入しなければならない。これは那覇発も各島発も同じ扱い。その理由は後で判ってくる。13時半にとまりん二階の大東海運で乗船券を購入。乗船開始は16時、この日は危険物積載便なので、出港地は那覇新港である。二時間半も時間があるのでゆっくり昼食を取り、歩いて新港へ向かう。途中コンビニで食料を仕入れたり、釣具屋を冷やかしても15時半には新港に到着。他のバースには先日浦賀水道で釣り船から見かけたマルエーフェリーのたかちほや琉球海運のRORO船などがいるので、写真を撮ったりしてから乗船。甲板にGPSロガーをセットしたり、荷役を眺めたりして、16時45分頃出港。定刻は15時なので早出しだが、大東海運は荷物と乗客を乗せきったら出港するのだ。そのため、乗船券を午前中に買っておけと言う指示になるのである。
 那覇港を出て喜屋武岬を回り込み進路を東に取る。海は凪いでおり気温は三〇度近い。甲板のベンチで夕陽を眺めているのには最高の状況だ。勿論一杯やりたいところだが、困ったことにこの船は船内禁酒で、カップ麺と飲料の自販機があるだけだ。夜行の船で酒を飲むなというのはよくせきの事なのだろう。そういえば船内の注意書き類を見ると、分煙の掲示には「大人なんだから」と書いてあったり、ゲロ袋入れには「嫌がらせはやめてください」などと、管理者の怒りが垣間見える文言が散見される。一般的に船に乗ると大人気ない人種に遭遇することが多いが、この船の乗客の民度は相当低いと判断せざるを得ない。以前乗ったフェリーとしまは禁酒ではなく分酒(船室内禁酒)だったが、全面禁酒ということは、大暴れするような輩が複数回出現したのだろう。

 翌朝は六時頃目が覚めるが外はまだ暗い。そうか、沖縄だから夜明けが遅いのだ。8時の定刻よりかなり早く北大東島に到着。ここからが大東島航路の醍醐味、繋船作業と荷役である。西港の岸壁にはすでに北大東3号という小型船が待機しており、だいとう船首から繋船索を受け取ると沖のブイへ曳いていく。そしてブイに繋船索を繋ぐと、今度は船尾から繋船索を受取同じく沖のブイ(船首索を繋いだのとは別のブイ)に繋ぐ。この作業をしている間に船首と船尾の圧縮空気砲から岸壁へ先取りロープが二本づつ発射される。これで岸壁側に四本、沖のブイへ二本の繋船索を張って、だいとうは岸壁から七~八メートル離れたところに船体を安定させるのである。そして岸壁に待機している大きなクレーンでコンテナや自動車などの貨物、更に鉄の籠に乗せた乗客を岸壁に陸揚げするのである。島の外周が切り立った崖で海に突き出した突堤が建設出来ない、太平洋の荒波が直接押し寄せる岸壁で荷役をする苦肉の策が、接岸しないでの荷役なのである。
 勝手な推測だが、大東島へ渡るのに飛行機を使わず船で行こうという乗客の何割かは、このクレーンで吊られて上陸を体験したい人種ではないかと思う。かくいう私がその一人だ。今日は海上が静かなので荷役も順調だ。ただし冷凍コンテナなどは積載場所が決まっているので、南大東行きのコンテナを一旦陸に揚げて、北大東行きの荷物を降ろし終わってから再び積み込んだりする。コンテナは大きさが二種類あって、冷凍コンテナは見慣れた東海汽船サイズ(幅二、九×奥行一、八×高さ二、二メートル)と同じくらいだが、雑貨のコンテナはもっと小さく、荷役作業員がクレーンのフックを掛け外しするのにコンテナの上に乗らずに作業が出来るサイズだ。しかし、舳倉島航路で使われている人力荷車に積めるような小さなものでもない。全てのコンテナに大東海運と会社名がペイントしてあるので独自規格なのかも知れない。
 北大東島で一時間半ほど荷役の後、だいとうは南大東島に向かう。岸壁側の繋船索を解放すると再び北大東3号がクレーンで海上に降ろされ、先ほど繋いだブイと繋船索を外しに行く。用が済むと再びクレーンで陸揚げされる。慣れているとは言え、素晴らしい手際である。
 四十分ほどの航海で南大東島西港に到着。奥山レンタカーを拝み倒して、港まで送迎を頼んである。レンタカーを借り、北大東島までの乗船券を購入してから島内観光。鉄ヲタにはサトウキビ運搬鉄道の線路跡などが楽しめるが、基本的に大した観光地はない。しかし、島の北西部にある鍾乳洞、星野洞だけは見ておきたい。私は鍾乳洞が好きで、日本中のかなりの鍾乳洞を見ているが、間違いなくベストスリーには入るだろう。山口県の秋芳洞などに比べれば規模は小さいが、鍾乳石類の見事さは圧巻で、また間近で観察出来るのが素晴らしい。
 港湾事務所(大東海運の代理店)から連絡があり、16時発の北大東島行きは14時半早発となる。大東そばの昼食を取り再びだいとうに乗船。北大東島では民宿二六荘に投宿。翌日は民宿のクルマを借りて島内観光。南大東以上に何もない島だが、漁港の建設現場は壮大だった。南大東島では同規模の漁港が完成しているので、大規模な掘り込み式漁港の建設中と完成後の様子が比べられるのは面白い。

 帰りの那覇行きも定刻の14時より早発の13時半発。往路より乗客が多く、公室のカウンターではオッサン達が声高に談笑している。持参の水筒で何か飲んでいるらしく、大変ご機嫌な様子である。私は基本的にずっと甲板で海を眺めている。日も暮れて進行方向右手の海上に灯りが見える、漁船が進むのに灯りの位置が変わらないので漁船が併走しているのかと思うが、何故か月の位置が変わっていく。どうやらあの灯りを中心にぐるっとのの字を描いて進んでいるようだ。後でGPSの軌跡を確認したところ、時刻は20時50分から21時25分頃。航跡は南北五キロ、東西二、五キロのループになっており、その中心の位置は北緯二十五度五十七分、東経一二九度五十九分あたりである。憶測でしかないが時間を調整しているのではないか。中心の灯りは何かのブイで丁度目標になるのでその周りを回っているのかも知れない。伊豆大島行きの夜行船も大島近海で時間調整をしているが、フィンスタビライザーを搭載した船は、外洋で停船すると急に揺れ出すことになるので、このように無駄走りをして時間を調整するのではないかと思う。
 翌朝はほぼ定刻で那覇泊港に入港。ここは離島航路のターミナルなので、見渡すとフェリー琉球(久米島行き)、フェリーとかしき(渡嘉敷島行き)、フェリーざまみ(座間味島行き)と高速船(座間味島、渡嘉敷島行き)が並んでいる。ここからは久米島へしか行ったことがないので、他の航路にも乗ってみたい。しかし、大東島航路のようにわざわざ乗りに来るほどの航路とも思えない。次は思い切って石垣島起点の航路にでも乗ってみようかと思う。

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2015年10月 8日 (木)

カワハギ釣り二〇一五

十二月二十六日(土)大潮 山天丸(久比里) 三枚

 今年の最終戦のつもりで山天丸へ。土曜日なので混んでいる。剣崎沖で釣り始めるも反応が無い。何の型も見ていないうちに根掛かりでリーダーからすっぽ抜け全仕掛けロスト。道糸を巻き直して慣れない結節法で結んだのが失敗。それからは根掛かりとオマツリの連続オモリと仕掛けは四セット持っていたが、使い尽くして船長から購入。結局オモリ五個と仕掛け六セットロスト。これほど物資を投入して、釣れたのはワッペン一枚含めて三枚。
 高潮位のため十四時半沖上がり。普段からこれくらいの方が帰りが楽でいいのだが。家で薄造りにするが、さすがに寒くなって来て肝が小さい。暖冬で今まで釣れているが、さすがにシーズンも終わりのようだ。今季のカワハギは、釣行七回、合計三十枚。ツ抜けはたった一回というお寒い結果だった。一度くらいは近所に振る舞えるくらい釣ってみたいものだ。来年はもう少し数を伸ばしたいものだ。


十二月十日(木)大潮 山天丸(久比里) 十一枚

 旅行に行ったり、天気が悪かったり、風邪をひいたりで一ヶ月以上のブランク。久比里の山天丸は客が五人。
 午前は下浦沖で探るが、釣れるのはベラとトラギスばかり。辛うじて釣れたのはワッペンサイズ。根掛かりが多く仕掛けが高切れしてふて腐れたりして半日過ぎる。
 午後は剣崎沖に移動。オモリを六つ、高価い中オモリを二つ、仕掛けを三つロストして、ロストがつ抜けしたあたりから釣れ始める。中オモリも、ケミホタルも、マラカスも無い方が良かったようだ。終了間際に追い上げて十五時の沖上がりまでに十一枚。ただし、刺身サイズは四枚。
 ユニクロの極暖とリョービの防寒雨具上下の完全武装で臨んだが、暖かで風が無く寒さは感じなかった。それでも冬になっているらしく、十月に比べるとカワハギの肝は小さくなったようだ。今回は中オモリをなくした怪我の功名で、底での弛ませ釣りのコツが少し解ったような気がする。出来れば今シーズン中にもう一度くらいは釣行したい。


十一月五日(木)小潮 かみや(羽田) 三枚

 朝、家を出た時は久比里を目指していたつもりだったのだが、途中から気が変わって羽田のかみやへ。竹岡沖というよりは浦賀水道航路の真ん中で釣り開始。すぐコンスタントに二枚続いたのでツ抜けも行けると思ったのだが、その後がさっぱり。午後辛うじて一枚追加したものの、乗合七名中ダントツのビリッケツ。他は十七、十三、七×四人で、三十一センチの良型も出た。
 惨敗の原因は幾つかある。結構いい引きの手応えを三回途中でバラしているのは、リールがスムーズに巻けていないから。左巻きのリールを使いこなせるよう修行あるのみ。それから、船宿のブログにも書かれたが、仕掛けに凝りすぎ。今日は上からエギ(遊び)、中オモリ(ビーズ付き)、マラカス(音の出るやつ)、針三本、ケミホタル、タコベイト、マラカス、丸オモリ(黄)という構成。だからフグにやられるのだ。ただ、今は色々やってみたい時期なので、色々試みた挙げ句刈り込んでいけばいいと思っている。趣味の釣りなんだから、まずは思いついたことを実行してみたい。
 今日は浦賀水道のポイントだったので、大島行きジェットフォイル(虹)、おがさわら丸の他に、巨大タンカーや巨大なガントリークレーンを二基積んだ船などを至近距離で見ることが出来た。だから東京湾は釣れなくても楽しいのだ。


十月三十日(金)中潮 かみや(羽田) 五枚

 十月最後の釣行は羽田のかみやから。薄曇りで凪という日和だが、竹岡沖に着いてもなかなかポイントが決まらない。九時近くになってやっと釣り開始になるがいきなり根掛かり。そしてリーダーの上の道糸があっさり切れて仕掛け一式ロスト。スタートで早速つまづく。その後は一時間に一枚程度のスローペースだが、最初の一枚以外はまあまあの型。ポイントを探りながら拾い釣りになるが、午後になってアタリが遠のき十四時半納竿で五枚。ワッペン七枚の前回よりはマシか。周りは釣れているのかと思ったら、かみやのサイトによれば十一名で、上から十九枚、十一枚、五枚三名、三枚四名、二枚二名で低調だったようだ。かみやはデータを細かく出してくれるのが有り難い。いい釣り宿で気に入っているのだが、唯一難点は殻付きアサリの量が一キロと少ないこと。これが二キロだったら久比里まで行く理由は無くなるのだが。
 クルマが故障して緊急入渠。診断の結果、要エンジンオーバーホールで、期間三~四週間、費用三十二万とのこと。前日夜発車中泊での久比里釣行を企てていたのだが、当分は延期になりそうだ。それにしても三十二万とは……。


十月二十四日(土)中潮 【番外・LTアジ釣り】 黒川本家(新山下) アジ二、カサゴ四

 珍しく土日が休みになったので、釣れないカワハギはやめて、景気づけにLTアジ釣りに行く。季節も良く満船で出港。本牧D突堤から始めて、南本牧埠頭、国際埠頭、向こう岸の京浜埠頭沖まで探るがちっとも釣れない。最初ポツポツとアジが二匹釣れたがアタリは遠のき、船内は停滞した雰囲気。場所を変えるとパラパラっと釣れて沈黙という状態が続く。棚を指示より深くしたら狙い通りカサゴが釣れたまでは楽しかったが、後半二時間はアタリもぴたっと止まりどうにもならないまま納竿。陸に上がると船宿が冷凍アジを全員に配布している。船中三十名くらい乗っていたと思われるが、ツ抜けした人はいたのだろうか。ゲン直しのつもりがかえってドツボに嵌まってしまった。


十月十六日(金)中潮 山天丸(久比里) 七枚

 天気は下り坂の予想だが、小雨くらいで持つだろうと見込んで久比里へ。三軒の船宿のうち、初めての山天丸さんへ。結構な雨なので乗船せず桟橋の庇の下でアサリを剥いているが、他の客はちっとも来ない。結局私一名のみで出船。天候の崩れは思いの外早く、雨足は強くなり波も高い。
 竹岡沖で始めるが、いきなり小型のカワハギが一匹掛かる。気をよくして雨の中釣り続けるが、思い出した頃にポツリポツリ釣れる。ただし、ワッペンサイズばかりだ。時々小移動をしながら探るが、一人で周りに釣り船も無いので、アタリがあっても続かない。オマツリの心配が無いのは有り難いのだが……。とにかく雨風の中頑張ったが寒くて仕方ない。雨具も随分以前に上州屋で買った安物なので、あちこち雨が染みてきて、どうにもならない。ツ抜けしたら船頭に申し出て早上がりしようと思っていたのだが、午後になってアタリが遠のき、結局二時半まで頑張って七枚。トラギスとベラの大きいやつもキープして晩のおかずには十分だ。
 意図したことではないが、私一人のために雨の中船を出してくれた山天丸さんに感謝。ただ、こんな非効率な出船をするより、船宿が並んでいるのだから、客が少ない時は連携して集約したり出来ないのだろうか。一人分の船賃で船頭と船を一日拘束してしまい、何だか申し訳ない気持ちになった。


十月九日(金)中潮 かみや(羽田) 一枚(チビ)

 どうにも坊主スタートがやりきれずリベンジ。久比里が定休日なので羽田のかみやから出船。午前中は前回と同じ竹岡で探る。遠くから見下ろす東京湾観音に安全と大漁を祈願して釣り始めるが、たまに思い出したように釣れるのはトラギスばかり。観音様の御利益もあてにならない。午後は中ノ瀬航路の真ん真ん中に移動。水深が四〇メートル近い場所だが、ここでもトラギスばかり。いよいよ今日も坊主かと、トラギスをキープし始めたところで、ようやく本命のカワハギ。十五センチほどのワッペンサイズだ。残念ながらその後は続かず、辛うじて坊主は免れたものの惨憺たる結果だ。新調した竿とリール、二日分の釣行費用を考えると、このチビカワハギ一枚に五万以上はかかっている。
 かみやのウェブサイトによれば船内十二名〇~六枚で全三十三枚。潮回りが悪くみな低調だったようだ。ダイワの大会の予選が行われており、吉久(浦安)とつり幸(川崎)の船が出ていたが、さぞかし低調な予選だっただろう。
 今回は試しに、アメ横で買った中国産一キロ三百円の冷凍アサリ剥き身を持って行ったが、粒が大きすぎる上にぶよぶよしていて使えなかった。事前に解凍して塩で締めておけばもう少しマシかも知れない。次回試してみたい。
 中ノ瀬で釣っていると見覚えのある変な色の船が近づいてくる。東海汽船の橘丸の思わぬ出現に興奮して写真を撮る。デジカメを持ってきていなかったので携帯で撮るが、ファインダーに納まらない至近距離で見る橘丸は進水式以来。ネットで調べると海上不良のため三宅島で引き返しになったようだ。なかなか昼間観ることの出来ない船なので、滅多にない機会に遭遇して嬉しいが、改めて何処で見ても不細工な色の船だ。そして橘丸に続いて伊豆諸島開発の新生丸も通過していく。中ノ瀬周辺の釣りは船を見ているだけでも楽しくなってしまう。
 ワッペンサイズもバケツの中でひっくり返ってしまったのでリリースせず持ち帰る。トラギス、ベラと一緒に煮付けにする。ベラが旨いのは判っていたが、今回初めて食べてみたトラギスが淡泊で旨い。今度から大きめのトラギスは迷わずキープ。食味はシロギスと変わらないと思う。ウミネコに喰わせるのは勿体ないと思う。


十月五日(月)小潮 山下丸(久比里) ゼロ

 今シーズン初釣行は二日のつもりだったのだが、爆弾低気圧の接近が予想されたため延期。五日に満を持して久比里の山下丸に乗船。とにかく支給された殻付きアサリの粒が小さくて剥くのが大変。四分の一ほど剥き残したまま八時出船。まず竹岡沖で竿を出す。ずっとアサリを剥いていて仕掛けの準備が出来ていないので、同乗者達が釣り始める中仕掛けの準備をする。やっと準備が出来て第一投を投入した途端に移動の合図が入る。慌ててリールを巻くが慣れない左巻きリールで、買った状態のままドラグを調整していなかったので巻いても巻いても仕掛けが回収出来ない。ドラグを締めようとして逆に緩めてしまったりモタモタしていると突然魚信がある。ドラグを締めて巻き上げると五〇センチくらいのブリのような魚が水面まで上がってくる。隣の釣り師が「サワラだ」と言った瞬間水面で暴れられて無念のハリス切れ。
 その後竹岡沖を点々と探り釣りになるが、船内は思い出した頃にポツポツ釣れる程度。私も時々当たりがあるが、ばかなか針掛かりしない。午前中やっと釣れたのはフグ一匹とトラギス二匹。朝飯も食わずアサリ剥きをしていたので段々気持ち悪くなってくる。酔い止めを飲んだが効いてこないので、十一時頃から一旦昼寝。一眠りして元気になったので昼飯を食って釣り再開。相変わらず竹岡沖を拾い釣り。最後の一時間ほど久里浜沖に戻るが釣れたのはベラ二匹で、痛恨の坊主スタート。ツ抜けが目標とか言っていたのは何処の何奴だ。船内十五名で竿頭は十五枚、坊主はオレだけで船頭も苦笑いだ。とっておいたベラと剥き残しのアサリを持って帰って煮付けと味噌汁にする。何だか情けない。
 針は途中で種類を変え、餌もこまめに交換した。途中からオモリにヒラヒラするタコの疑似餌を付けてみた。釣り方も基本に忠実にタタキや聞き合わせを駆使して丁寧に釣ったつもりだ。気になるのは幹糸が黄色い蛍光ラインだったこと。四号の糸が他になかったのでそうなったのだが、次回はクリアの幹糸にしてみようと思う。

はじめに

 鮎釣りが歴史的惨敗だった今年、恥かきついでにカワハギ釣りの釣行記録を綴ってみる。
 昨年思いつきで始めたカワハギ釣りは、釣行二回で、各回八枚という釣果だった。道具はスズミ釣具の安いカワハギ竿とLTアジ用の小型同軸リールという装備だったが、今年はダイワのカワハギ竿(カワハギX MHー一八〇)とシマノのリール(バルケッタBB二〇一HG)を新調してシーズンに臨む。釣りはもちろんのこと、料理の腕も上げたい。
 多摩地区に住んでいるので、乗合船で釣行するのは始発で行っても出船時刻に間に合わない船宿も多い。久里浜(久比里)か羽田からの出船が殆どになると思うが、東京湾口以外のカワハギも釣ってみたいと思っている。乗合船は費用もかさむので鮎ほど頻繁に釣行出来ないと思うが、先ずはツ抜けを目標にしたいと思う。

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2015年5月31日 (日)

鮎釣り二〇一五

・九月二十九日(火) まとめ

 昨日二十八日が九月最後の休み。渓流竿と鮎竿をきれいに手入れして、クルマに積んであった道具一式を整理して物置にしまった。まだやる気になれば竿を出せるのだが、やはり起死回生のつもりだった夏休みがダメだったことで気力がなくなってしまった。というわけで今年の総括。

二〇一五年 釣行一八日、計二十七匹(一日最高八匹、平均一、五匹)

 確認するまでもなくお話しにならない惨敗である。一シーズンで、腕のある鮎師が昼飯前に釣り上げる数しか釣れていない。一日平均は最低記録更新だ。
 天候や遡上状況に恵まれなかったこともあるが、解禁当初積極的に通おうとした酒匂川に通う気をなくし(海老名ジャンクションの慢性的渋滞のせい)、群れ鮎だらけの秋川に鞍替えしたのも敗因。つまり、状況も悪かったが判断も悪かった。何年経ってもまるっきり上達しなくて困ったものだが仕方ない。毎年思うことだが、来年は頑張ります。
 

・九月十一日~十七日 夏休み 釣行せず

 毎年九月は一週間ほど休みを取って鮎釣りツアーに出る。今年もそのつもりだったが、頼りの北陸方面がふるわない上に、前日の十日は北関東で大水害が出る豪雨。釣り道具と寝袋をクルマに積んで出かけたものの、結局一度も竿を出すことなく、行きたかった珍スポットなどを巡って帰ってきた。急に涼しくなったこともあり、すっかり鮎釣りのテンションが下がってしまった気がする。

・九月五日(土) 多摩川(日野) ゼロ

 希望しない土日休み。どこも混むだろうと思い、地元の多摩川へ。囮屋は無いし、駐車場所も無い。放流もアリバイ程度にしかしていないから混みようがない。秋川の川太郎で囮を買ってから自転車で釣り場へ。上から見ると鮎が苔を食んでいるように見えるが、川に入るとハヤばかり。午前中二時間ほど竿を出したが、全く反応無し。ここが釣れれば独占ポイントになるのだが、釣れないし、釣れても喰う気にはならない。歩いて行ける範囲に川があるのに残念なことである。

・九月一日(火) 酒匂川(十文字橋) 八匹

 雨の中、先週に続き酒匂川へ。雨で気温が低いのでゆっくり十時頃から竿を出すが、いきなり入れ掛かりで三匹。その後雨足が強まって濁りが入ってきたものの、思い出したように釣れて、十四時までで八匹。ツ抜けはしなかったもののまあまあの釣果だ。しかし、釣れた魚は期待するような天然遡上物ではなく、囮と区別が付かない養殖物。小さくて痩せているから追加放流分だろう。八匹ともそうで、魚信もエビになったかと思ったら釣れていた感じ。せっかく高速代使って酒匂川まで来ているのだから、黄色い鰭の天然遡上を釣りたいと思うのは贅沢なのだろうか。

・八月二十五日(火) 酒匂川(十文字橋) 三匹

 一週間ぶりに酒匂川へ。十月並みの気温で涼しく、先週の大雨の後ですっかり青ノロが流されている。ただし、涼しくなったせいか解禁日のような人出で、かなり渇水気味。漁協情報ではチャラがいいというのでチャラを中心に探るが反応無し。水温が二十一度と低めなので二匹の囮を一時間づつ交替して粘るが反応無し。雨も降ってきたので帰ろうかと思ったが、十二時台に続けて三匹掛かる。しかし、その後が続かず、雨も強くなってきた。雨合羽を忘れたので十三時納竿。まだまだ鮎は居るようなので、時合に当たれば釣れるということらしい。
 帰路に就いた頃には雨はやむ。面白くないので帰りは高速を使わず宮ヶ瀬湖を経由して帰ってみる。ドライブコースとしてはヤビツ峠越えの方が面白いようだ。

・八月十七日(月) 酒匂川(十文字橋) 六匹

 お盆明けの休みだが、昨晩からの大雨なので諦めていた。しかし、起き出してネットで調べると酒匂川は増水していないし、箱根辺りは雨雲も無い。慌てて酒匂川に向かうと、やや濁りくらいで十分竿を出せる。十時半から竿を出して、十一時頃からいいペースで四匹掛ける。これならツ抜けも行けると思ったのだが、その後は濁りが増してきてペースが落ちる。昼になるとすっかり濁って藻(ノロ?)だらけになったので、十二時半納竿。今季最高の六匹で、半分は二十センチ超えのいい型だ。この増水で腐れ垢と藻が流れれば、まだまだ楽しめそうな酒匂川だ。

・八月三日(月) 小川(河口) 一匹

 二連休なので年券を買った富山県の小川へ向かう。囮屋に人影は無く大声で呼ぶと奥からオヤジが目を擦りながら起きてくる。たった一軒の囮屋が七時に起きていないなんて、絶不調なことは明白。河口から入って拾い釣りをするが、垢付きは悪く群れ鮎の姿ばかりでハミ跡は殆ど無い。チャラ瀬で一匹メザシサイズを釣り上げて、それを囮にしてみるが、流れが強いところばかりで引き釣りになるのですぐにダウン。二匹目の囮に分流の深みに送り込むとガツンと気味のいい辺りがあり目印が飛ぶ。しめたと思って竿を立てると結構な良型。ちょっと遠かったが一気に引き抜くが、キャッチすると二十センチ以上あるハヤ。昼近くなり、囮がヘタって来たので何とか野鮎が欲しいと思っていると、やっとそこそこの型が掛かるが、引き抜いた瞬間に痛恨の身切れ。針に目玉だけ残っている。
 帰ろうとすると漁協の監視員が来たので話を聞くと、例年だと今頃がベストだが、今年は冷水温でダメだとのこと。放流量は増やしたんだけどと首をかしげている。年券買ったので又来ますと言ったものの、もう一回来るかどうかは釣果情報次第か。

・七月三〇日(木) 依田川(長久保) ゼロ

 先週同様千曲川に向かうが、本流は今回も泥濁り。先週竿を折った依田川へ向かう。先週と同じ場所から入るが、今回は反応が無い。笹濁りで水温は十六度と低いが、追わない水温でもないと思うのだが。午前中一杯拾い釣りで釣り下るが反応無し。昼休みを長めに取って内村川を偵察するが、水量が無く、垢腐れで、水が汚いという三重苦。ハヤしか泳いでいないので諦めて、夕方は午前中の続きの、ちょっと開けた瀬を丁寧に探る。一回だけ蹴られた気配がしたが、結局本日も坊主。
 時間が丁度いいので、帰りに石和の鵜飼いを見に行くが、夕立で増水したため中止。何の収穫もなく帰宅。

・七月二十七日(月) 秋川(戸倉) ゼロ

 猛暑なので午前中だけ秋川へ。増水は収まったがすっかり垢が飛んで白川になってしまった。戸倉の星竹橋の上流に入るが鮎の気配は無い。川通しで釣り上るがゴルジュになってしまい鮎のポイントではない。山水荘下でやっと開けるが、下ってきた渓流師と会ったので引き返す。再び星竹橋上流の大トロでしばらく頑張ってみるが反応は無し。垢は無いし鮎の気配も無い。今週末頃には垢も付きそうだが、それ以前に鮎が大水で流されてしまったのではないか。そうなると遡上不能な堰でズタズタに寸断されている秋川はもう終了だ。漁協が頑張って放流しても、古い堰がそのままではどうにもならない。もう一回くらい様子を見てダメなようなら、見切りを付けて天然遡上河川に移るべきなのだろうか。

・七月二十四日(金) 依田川(長久保) 一匹

 昨日と違い、ちゃんと朝からスタートし、去年も入った依田川の上流部へ。川幅が狭く流れが速いので、八メートル竿で拾い釣りで釣り下っていく。一匹目は階段状の瀬で確保、少しくだってコンクリ護岸脇の瀬で二匹目を掛ける。見たところ二十センチ強で、流れも強いし背掛りなので、一旦抜いて上流に落とそうとするが、掛かり鮎が水面から抜けた途端に竿が枝に当たったような感触がして手応えが無くなる。何事かと思って見ると、竿が穂先の根元からポッキリ折れている。心も折れて引き上げるが、途中で転倒してずぶ濡れになる。踏んだり蹴ったりだ。
 そもそも竿が折れるほどの大物は掛けていないし、無茶な抜き方もしていない。この竿(シマノ/香鱗支流ZE八、一)は以前も鯉が掛かってポッキリ折れたが、その時はナイロン〇、五号、今日はPE〇、一号。適合内の糸を使っている。七年くらい使っているが、折れた穂先は去年折って交換した部分だ。もうこんなヤワな竿は信用出来ないから、今後は渋谷の上州屋で買ったジャンクの穂先を付けてやり、パーツ取り寄せはしない。早く別の八メートル竿を買いたいものだ。
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・七月二十三日(木) 依田川(新幹線下流) 一匹

 梅雨明けと仕事の区切りが同時に来た。関東の川は増水の影響が残っているので千曲川へ向かう。暑さに体が慣れておらず疲れが抜けないせいで、寝坊したり道中寝たりで現地に着いたのは昼。本流で豪快に竿を出したかったが千曲川は濁りがきつくて無理そう。いつも囮をオマケしてくれる高野釣具のオバサンの助言で、依田川の新幹線下流に入る。依田川も笹濁りだ。空いているので一本瀬を探りながら移動するが反応無し。上流の淵の開きに移動。絶壁を背に釣りしていたら、背後数メートルの所に人の頭くらいの石が続けて落ちてきて肝を冷やした。結局瀬では反応が無く、深さ二メートルくらいの淵で二十センチ位のを一匹。坊主でなければ良しということで切り上げて、霊泉寺温泉で一浴。千曲川、依田川周辺はいい温泉が多くて有り難い。

・七月十五日(水) 秋川(伊奈) ゼロ

 七月上旬は恒例の渓流&キャンプなどがあって久しぶりの鮎釣り。猛暑なので午前中勝負で秋川に向かう。秋川は駐車場所が少なく(川遊び用の有料駐車場は沢山あるが)、駐車場の周りは既に釣り切られた感じがある。人の少ない伊奈キャンプ場の上流に入るが、ハミ跡は無い。貸し切りなので二時間ほど頑張るが反応無し。上流の淵に川遊びの若者が入ってきたので撤収。結構大きな群れ鮎が一かたまり見えるのだが、縄張り鮎は気配が無い。今年も坊主続きのドツボに嵌まってしまったようだ。仕事が落ち着いたら天然遡上が好調な川に遠征してドツボから抜け出したいものだ。

・六月二十六日(金) 秋川(横沢~新秋川橋) ゼロ

 午後から雨予想なので、午前中だけちょっと秋川へ。そう、秋川の年券を買ってしまったのである。
 釣り師は少ない。つまり釣れていないということだ。横沢の広い瀬に入るが、群れ鮎が楽しそうに遊んでいるが、縄張りを持っている気配は無い。周りに釣り師がいないので自由にポイントを探ってみるが、通りがかりのヤマベが一匹掛かっただけ。下流に移動して新秋川橋の下流に入る。芦原の間からそっと竿を出してみるが、元気な囮が自由気ままに泳ぎ回るだけで、何の反応も無し。雨が降ってきたので予定通り昼で納竿。
 全く釣れない状況が続くが、来週は渓流&キャンプで一休み。梅雨明け以降に期待しよう。

・六月二十三日(火) 秋川(東秋留橋上流) ゼロ

 漁協や囮屋の言うことは話半分に聞かないといけない。好調と伝わる秋川だが、居並ぶ釣り師はまるっきり釣れていない。東秋留橋から取水堰まで拾い釣りをしてみたが、追う気配があったのは二回だけ。そのうち一回は鮎でなくいい型のムギツクが掛かった。恐らく黄色の根巻き糸に食いついて掛かってしまったのだろう。二時間ほどで切り上げて、多摩川の様子も偵察する。群れ鮎はいるがハミ跡は殆ど無い。今年は気温が低いので鮎の育ちは悪いようだ。梅雨明け以降に期待するしかないのだろうか。


・六月十八日(木) 舟川(小川合流点) ゼロ

 川の状況を見ずにうっかり年券を買ってしまったので、相変わらず赤濁りの小川に合流する舟川で竿を出す。国道下の合流点は、橋の上から見ると鮎の姿も見えるので若干期待するが、川に入ってみてびっくり。とにかく水が冷たい。計ると十三度。この水温では鮎は追わない。一時間ほどやってみたが、水の冷たさに音を上げて撤退。到底友釣りが出来る水温ではない。
 同じ漁協が管轄する笹川を偵察すると、こちらは釣り師が結構入っており、鮎の姿も沢山見られる。ここなら釣りになりそうだが、私の年券は小川の方だから悲しいかな竿を出せない。同じ朝日内水面漁協管轄の川だが入漁券が別なのだ。年券四千五百円、日釣り二千五百円という料金設定からも、よそ者は来るなと云うメッセージが読み取れる。放流や河川管理なぞしなくとも勝手に鮎が遡上ってくるからだろう。今更不愉快になっても手遅れだが、年券買ったので何度か通ってみようと思う。

・六月十七日(水) 庄川(中田橋上流) 一匹

 諸般の事情で平日三連休となったため、十六日に一斉解禁となった富山県内へ偵察に。年券を買って向かった小川は赤濁り。神通川の上流部も釣り師はいない。諦め気味に庄川に行くと、少ないが釣り師はいる。中田橋上流で竿を出すが、周りの釣り師はどんどん引き上げて、見渡す限りオレだけの状況。つまり、誰も釣れていないのだ。針を餌と間違えて食いついたチビ鮎が釣れただけで反応無し。へたった囮を取り替えたが、いきなり流芯に放り込んでしまい、泳ぎに慣れない囮が流される。こりゃまずいと思いヘチ側に引くと、囮が水面を跳ねる。途端に何かが囮を追いかけて来て、囮も自分でジャンプして逃げる。呆然とする間に何者かが囮をガバッとひと呑みにした感じで、水中糸がぷっつり切れる。十三センチほどの鮎を丸呑みにしたのは何者か。せめて姿を拝みたかった。

・六月十一日(木) 秋川(錦江閣下) 二匹

 秋川が好調らしいので竿を出す。舘谷売店のご主人に聞くと、昨日までは大混雑だったとのこと。今日は適度な人出で快適。しかし、群れ鮎は沢山見えるが、みんなあまり釣れていない。私も午前中三時間ほどやってチビ二匹の貧果。だが、斜向かいの人は同じ所でコンスタントに釣れていて、午前中でつ抜けしている感じなので、いい石に当たれば釣れるようだ。更に、淵に群れ鮎はウヨウヨいるので、奴らが育って縄張りを持つまで、当分は楽しめそうだ。
 それより、今回渋い中で二匹釣れたが、二匹とも渋り対策に考案したアイデア仕掛けの、アイデア部分で釣れたので、企み通りで気分が良い。昼に切り上げて午後はアイデア仕掛けの増産に入る。
 秋川は日釣り券が酒匂川の倍の二千円だが、酒匂川だと往復高速代が四千円掛かることを考えると、天然遡上物が釣れ出すまでは近い秋川の方が気軽でいいかもしれない。

・六月五日(金) 酒匂川(十文字橋) ゼロ

 一昨日の雨で状況が好転しているだろうと期待して今日も酒匂川へ。一匹目の囮をよく見ると尾に冷水病のような大きな穴が空いていて数分で裏返る。腹は見たが尻尾は見落とした。自分で選んだのだから仕方ない。二匹目の囮で仕切り直すが反応が無い。周りも連れていないが一人だけ連発している。ただし釣れているのはメザシサイズばかり。
 監視員と話しても激渋で釣れてもチビばかりだという。どうも酒匂川は放流魚は釣れず、遡上魚は育っていない。本格的に釣れるのは梅雨明け以降か。ならば次回は放流河川に転戦するか。悩むところである。

・六月三日(水) 酒匂川(十文字橋) 一匹

 雨なので空いているだろうと酒匂川に向かう。予想通り空いているが雨脚が強い。十文字橋の左岸側に入るが水位が上がってきて田圃の浮き草やゴミが沢山流れてくる。それよりも藻が大量に流れていて、囮も針も流して一二分で藻の塊みたいになってしまう。その度に藻を取って流すが、すぐに囮が参ってしまう。三十分も持たずに囮がへたったので付け替えた途端当たりがあり一匹掛かる。囮を野鮎に替えて頑張るが、大根の切れっ端などが流れてくるし、濁りも入ってきた。藻の化け物みたいな囮が気の毒になって、一時間ほどで納竿。もっと降ってノロや藻を一掃してもらいたいところだが、それほどは降らない。なかなか思い通りにならないものだ。

・六月一日(月) 酒匂川(十文字橋) 三匹

 解禁日なので混むのは覚悟。七時頃現地に着くと、既に何処も一杯に竿が並んでいる。一通り見て回ってから、いつもの浜田商店で囮と日券を買って十文字橋に入る。水量は少なくノロがひどい。
 八時頃から始めて、一時間ほどで周りがポツポツ釣れ出す。ここだと思い囮を交換して送り出すとすぐに当たりがあり今期一匹目。囮が野鮎に変わるとまたすぐに二匹目。これはいい調子だと思うがすぐに反応が無くなる。周りの釣り師達も再び沈黙・。昼過ぎにメザシサイズ一匹を追加するものの、風が強くなってきたので十二時半納竿。解禁日なので坊主でなければいい。
 早めに上がったので川を見て回るが、何処も低調なようで、椅子を出して昼寝している人やバーベキューで出来上がっている人も多い。
 漁協の監視員曰く、田植えで水を引いてるので水量は通常の半分。去年より魚は多いので、水が戻れば釣れ出すだろうとのこと。一雨降ってノロを流し、遡上鮎を活気づかせて欲しいものだ。

・五月三十一日(日) 解禁に当たって

 今年も待ちかねた鮎釣りの季節が来た。既に解禁した河川もあるが、私は六月一日を鮎釣り開始の日と決めている。毎年のことになるが、ここに釣行記録を綴っていこうと思っている。
 二〇〇九年から始めた鮎釣りも七シーズン目。経験値は若干向上したものの、それ以上に体力の低下が著しく、総合的な釣りの腕は鈍る一方だ。それでも飽きずに今年の目標を掲げて鮎と対峙したいと思う。
 まずは毎年の恒例で、昨年までの成績を並べてみる。
二〇〇九年 釣行一二日、計 二〇匹(一日最高 九匹、平均一、七匹)
二〇一〇年 釣行二一日、計一〇七匹(一日最高三四匹、平均五、一匹)
二〇一一年 釣行二二日、計一四四匹(一日最高一八匹、平均六、五匹)
二〇一二年 釣行一六日、計 五八匹(一日最高一七匹、平均三、六匹)
二〇一三年 釣行一一日、計 二〇匹(一日最高 七匹、平均一、八匹)
二〇一四年 釣行二〇日、計一二〇匹(一日最高二七匹、平均六、〇匹)
 昨年は七月スタートと出遅れたものの、圏央道の開通で酒匂川がホームグラウンドとなり、相模川や桂川を本拠にしていた年よりは釣果を伸ばすことが出来た。今年も同様に酒匂川をホームとして、各地への遠征や新たな川への釣行も試みたい。そして、今年の目標は昨年とほぼ同じ、

二〇一五年 釣行二五日、計二五〇匹(一日最高三五匹、平均一〇匹)

にしようと思う。

 財政難のため今季は道具類の更新は無いが、PE単糸系の新素材水中糸や、去年少し試してみたチラシ(ヤナギ)仕掛けなど、新しい仕掛けも試してみたい。また、基本の三本錨を自分で巻くことにも挑戦してみたいと思っている。

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2015年1月20日 (火)

チェーン偏愛

 冬になると雪道をクルマで走りたくなる。学生時代にはよくスキーに行って雪道を走ったが、その頃からスタッドレスタイヤを履いていてもチェーンは必ず携行している。いや、冬だけでなく、一年中私のクルマにはチェーンが一組、冬季は二組積まれている。冬は早朝の凍結路面や新雪に対応するため、冬以外は泥濘地や砂地(つまり河川敷に入り込む時)の脱出用と牽引ロープの長さが足らない時の継ぎ足し用に常備している。
 何故だか子供の頃からタイヤチェーンが好きで、免許を取る前から親のクルマにチェーンを巻いて悦に入ったりする変なガキだった。先代のクルマ(トヨタ・スプリンタートレノ)は後輪のタイヤ回りにクリアランスが少なく、四輪全てにチェーンを巻くことが出来なかったが、今のクルマ(スズキ・ジムニーシエラ)は四輪ともチェーンを巻けるので、全輪スタッドレスタイヤ+チェーンという最強の足回りで雪道を走ることが出来る。

 現在所有しているチェーンは三組ある。

・オートバックス/ニューチェーンHG(鉄製、梯子形)
 最もオーソドックスな鉄製梯子形。夏も積んでいるのはこれ。丈夫一式で重いが、ちょっと横着して乾燥路を走ると見る見る減っていく。現在クロスチェーンは表裏とも(減ったのでわざと裏返しに使用した)二分の一から三分の一くらいに摩耗しているのでそろそろ買い換え時期か。ゴツいので乗り心地は悪いが信頼性は一番。

・FECチェーン/雪道楽α2(合金製、梯子形)
 細い合金製の梯子形。鉄のチェーンより圧倒的に減らないのだが、クロスチェーンだけでなくサイドチェーンがとても細いのが気になる。タイヤがロックした状態で滑走して何かに引っかかったら、一発でサイドチェーンが破断しそうな気がする。

・コーニック/ノープロブレムP1マジック(合金製/亀甲形)
 高校の同級生でジムカーナなどをやっていた故なべちー氏が教えてくれたチェーン。曰く、氷上ラリーの連中はみんな使っていて、タイヤの空気を抜いてギチギチに装着して、空気を入れてガッチリタイヤに固定するのだという。クロスチェーンに補強リンクが入っているので摩耗箇所が分散するのも素晴らしいが、独自の機構で取り付けが画期的に簡単だ。亀甲形なので乗り心地も梯子形ほど悪くない。高価なチェーンだが、値段分の価値は十分にあると思う。

 以上三種類のチェーンを使い分けているのだが。基本的に前輪にコーニックの亀甲形、後輪に梯子形を巻く。雪道走行では基本的に後輪駆動のままで、四輪駆動にはしない。四駆のクルマに乗っていて雪道で四駆にしないと言うと奇異に思われるかも知れないが、雪道の四駆は新雪や吹き溜まりに突っ込んだ時の脱出用に温存している。気をつけていてもその手のトラブルには遭遇するので、四駆で無理に進んで動けなくなった時は自力での脱出は絶望だ。二駆で行けないような所には入り込まないのが雪道の鉄則だと思っている。

 世の中はスタッドレスタイヤの性能が良くなったので、雪国に行っても新雪時の路線バスや配送のトラック、除雪車くらいしかチェーンを巻いているのを見ない。しかし、スタッドレスタイヤは新雪や凍結路面ではほぼ無力になるので、冬季に運転するならチェーンは必携だと思う。

 そして、チェーンマニアの私からチェーン初心者の皆さんに助言する。
 まず、チェーンを買ったら必ず取り付けの練習をするべき。箱から出したこともない人が、雪の中で正しく装着出来るとは到底思えない。私の従兄弟のM君は昨年の大雪の時、妹と二人がかりで新品チェーンと半日格闘したが、サイズが合わないので装着出来ないという結論を得て力尽きた。これは事前に巻いてみれば気がつくことだが、それを怠ったために寒い中辛い思いをする羽目になったのだ。兄妹関係が悪化していないことを祈るばかりだ。
 ノープロブレムチェーンなどは片側三十秒程度で装着出来るが、それは練習した上での話。通常の梯子形チェーンでも、サイズが合っていて事前に何度も練習しておけば、ジャッキアップや車輪を動かすことなく装着出来るはずだ。
 次に、チェーンと一緒に携行したいものがある。それはゴム手袋とバケツである。雪の中のチェーン脱着は、泥だらけのタイヤハウスに手を突っ込んで作業するので、軍手などでは役に立たない。アームカバーと一体の長いゴム手袋が欲しい。泥雪の上に膝をついて作業することも多いので、膝カバーがあれば完璧だ。
 そして、チェーンを使って一番厄介なのが使用後の処置。特に鉄チェーンは使ったままケースにしまうと、水分、(融雪剤の)塩分、削れた鉄粉という錆の三要素が揃っているので、翌年ケースを開けると真っ赤な錆の塊になっている事がある。そこで釣具屋で売っている畳める水汲みバケツがあるといい。私は鉄製のチェーンを外すとこのバケツに収納し、なるべく早く用水路でも公園の水道でもいいから真水でジャブジャブ洗って塩分と汚れを落とす。そして助手席の足元に広げて、足元暖房を強めにかけて一気に乾かしてしまう。家で乾かす場合は最後に熱めのお湯につけると、余熱で早く水分が飛ぶ。乾いたら防錆潤滑剤スプレー(5-56など)をたっぷり吹きかけて、古タオルでくるんでケースにしまう。これで次回使用時もピカピカの状態で使えるのである。

 私にノープロブレムチェーンを教えてくれた故なべちー氏も、それ以前にはスタッドレスタイヤがあればチェーンなど不要という考えだったが、ある年スキー場からの帰途、新雪が十センチほど積もった峠道で彼のシルビアが全く登れなくなるトラブルに遭遇。やむを得ず大迂回をして帰った経験からチェーンの有り難みを知って、私に知識を授けてくれたのだった。
 雪国に行かなくても、去年のように東京でも積雪の可能性がある。一年中夏タイヤならば、タイヤチェーンは用意しておくか、雪が積もったら決して運転しないのが運転者の責任だろう。そして街中走行だけでノーマルタイヤに巻くならば、迷わず合金製の亀甲形がいい。高価な樹脂製のチェーンなどは乗り心地はいいかも知れないが、嵩張って手に負えない。安い亀甲形のチェーンの信頼性は判らないが、買い物に行く程度なら安いものでも構わないだろうと思う。

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2014年12月19日 (金)

フェリーあぜりあの初航海

フェリーあぜりあ(神新汽船)

カーフェリー貨客船 四九五総噸
全長六三メートル 全幅一二、六メートル 航海速力一五、二ノット
旅客定員二四〇名 乗用車積載一〇台
二〇一四年十二月内海造船瀬戸田造船所で建造

 神新汽船の下田~利島・新島・式根島・神津島航路に新造船、フェリーあぜりあが就航した。就航予定日だった十二月十八日は低気圧通過のため初日から欠航となり、翌十九日が営業航海初日となった。十八、十九の二日間休暇を取って、島で一泊しておいしい魚でも食べてこようと目論んだのだが、初日欠航で予定が狂い、下田で一泊の慌ただしい行程で乗りに行ってきた。

 このフェリーあぜりあが画期的なのは、伊豆諸島航路の定期船として初のランプウェイ(車輌が自走して荷役が出来るスロープ)を装備したRORO船(roll-on roll-off shipの略)、一般的な言葉で言うとカーフェリーである点であろう。伊豆諸島航路の長い歴史の中で、初のカーフェリーが下田航路に投入されたのは、観光客向けの車輌航送の実験と、旅客貨物輸送ともにジリ貧傾向の下田航路を活性化の、両方の意味合いがあるのではないか。島民からすれば、平和な島に内地のクルマが入ってくるのは不安だろう。しかし、島の観光振興のために、カーフェリー就航は最後の切り札(というほど強力な手かは疑問だが)なのだろう。

 下田港でピカピカのフェリーあぜりあに乗り込む。あぜりあ丸より全長で六、三メートル、全幅で三、六メートル大きい。下田の桟橋に着けるにはこのサイズが限界であろう。車輌甲板を覗いてみると思ったより広い。二トン車までなら船内で転回出来そうだ。残念ながら今日は車輌の航送は無いようだ。乗客はそれなりに乗っているが、あぜりあ丸の最終航海で見かけた顔が多い。彼らも私のことを「あのヲタまた来てるな」と思っているに違いない。
 タラップを上げるウインチが不調で若干もたつくがほぼ定刻で出帆。スラスターをかけて船首を振った途端、船尾が岸壁に当たってガツンと大きな衝撃が走る。防舷材と防舷材との間に船尾が当たったようだ。丸いお尻(クルーザースタン)だったあぜりあ丸では問題ない動作だが、角張った船尾(トランサムスターン)では当たってしまうようだ。
 下田の港外へ出ると海上は穏やかである。喫水が浅いので水中のフィンスタビライザーがよく見える。ローリング(横揺れ)が殆ど無いのは、このフィンスタビライザーと、横幅が拡がったおかげであろう。揺れる下田航路の印象を払拭出来そうだ。
 利島ではジェットフォイルの出航を待って時間調整。あぜりあ丸と同じく入船の左舷付けで接岸するが出港時はバウスラスタを効かせてその場で回頭する。操船は楽になったのだろう。
 新島では初めてランプウェイを下ろして荷役。船内に搭載されているフォークリフト(電池式?)が籠コンテナを運び出している。ここで疑問が湧いたのだが、ランプウェイとデリックの両方で荷役をしているのだが、同時作業の効率よりは人手が倍になることの方が気にかかる。状況によってランプウェイかデリックどちらかに荷役を集約出来ないなら、単に船員も桟橋作業員も二倍人手が必要になるのではないか。ここはあまり突き詰めない方がいいのかも知れない。
 式根島では太鼓と子供達の盛大な歓迎セレモニーが行われる。あぜりあ丸の最終航海の時も、フェリーあぜりあの初航海の時も、式根島だけが盛大にお祝いをしてくれている。子供達がボンボンを振って歓迎してくれる姿に胸が熱くなる。
 神津島は多幸湾に入港。わざと事務長には聞かなかったのだが、三浦港の港内に入るのか、さるびあ丸と同じ外側に着けるのか注目していたが、あっさり港内に接岸。狭い三浦港だがバウスラスターが付いて小回りがきくので、難なく接岸。ただし、ランプウェイを下ろす場所が決まらず、接岸してからかなり後退する。ジェットフォイル用の大きな繭型の防舷材が下りているので、舷側でギリギリ擦りながら後退するのはハラハラさせられた。

 名残惜しいが神津島で下船する。ここで飛行機に乗り継ぐのだが、島に二軒しかないタクシーがどちらも電話に出ない。船が遅れたせいでチェックイン時間まで十五分ほどしか無いので歩いては間に合わない。船客待合所の窓口の方に相談すると、あちこちに電話してタクシーを呼んでくれるが、私の他にもう一人タクシーに乗りたい人が居る。仕方が無いのでタクシーに相乗りで空港へ向かう。島のタクシーは電話すれば来てくれるというものではないようだ。

 閑散期平日の初航海で、一日欠航でずれたためパッケージツアーの客もいない静かな初航海だったが、下田航路はその方が似合っている気がする。表通りの東京航路に比べれば地味ではあるが、島民には欠かせない生活航路だ。カーフェリーの運用実績が今後どうなるのか。伊豆縦貫道の開通や、さるびあ丸代替船の仕様など、気になる要素が沢山ある。伊豆諸島航路の未来については別項に譲るが、下田航路に新造船が就航したことを素直に喜び見守っていきたい。次回はせめて島で一泊し、地魚で島焼酎を楽しむような旅がしたいと思う。

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2014年10月27日 (月)

カワハギ竿の修理

 毎年のことだが、鮎シーズンが終わると、さてこれから来夏まで何をしようかと悩む。今年はカワハギの薄造りを肝醤油で食いたいなあと思った所から段々飛躍して、カワハギ釣りに挑戦してみることにした。リールはLTアジ用の安いのを持っているので、スズミ釣具の安いカワハギ竿とスノーピークのアサリ剥き、出来合の仕掛けを数組買い込んで、久比里の巳之助丸を予約。始発で出かけても土曜日の乗合は既に満席。一番舳先に釣り座を決めて出船までアサリ剥き。事前に練習した(串アサリが沢山出来た)甲斐あって餌も準備万端。船は久里浜を出てすぐの所で停まり釣り始める。第三投くらいで当たりがあったのかと思って合わせた瞬間、あっさりと竿の先端から四〇センチほどのところがポッキリ折れる。軽い根掛かりで仕掛けは上がってきたが、あまりのことに呆然。ここでやめるわけにも行かないので、、予備に持ってきていたLTアジ用の竿に替えて釣り再開。胴調子の竿で要領を得ないが、納竿までにワッペンサイズ含めカワハギ七匹とカサゴ三匹。釣りは面白いし食べても旨いカワハギなのでまた釣りに行きたいが、そんなにしょっちゅう行けないので、また竿を買うのも悔しい。そこで折れた竿を修理してみることにした。

 まず、折れた穂先を持ってホームセンターの資材売り場へ行き、折れ口に差し込める直径四ミリのステンレスパイプを購入。二液混合式のエポキシ接着剤、補修糸、カシュー塗料、耐水ペーパーを用意して作業にかかる。

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(折れた部分)

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(φ4mmステンレスパイプ)

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 まず、折れた部分をハサミで整える、カーボン繊維がささくれているのを切りそろえる。

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(ステンレスパイプを切断)

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 ステンレスパイプを金鋸で一〇センチに切って、竿とパイプの間にエポキシが入りやすいようにと、曲がった時に力が集中しないように切り口部分にヤスリをかけてテーパーをつける。

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(竿の中とパイプの表面にエポキシ接着剤を塗布して差し込む)

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 竿の中とステンレスパイプにエポキシを塗って差し込み、はみ出たエポキシを拭いて放置。五分硬化型を使ったので、一時間ほどで硬化完了。

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 接続部分前後を耐水ペーパーで磨く。竿の塗料と盛り上がったエポキシを削って平らにする。

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(カシュー塗料を塗った上から補修糸を巻き)

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 接続部分前後にカシュー塗料を塗り、乾かないうちに補修糸(ポリエステル)を平行巻きにしていく。これを三回やって、三重の補修糸をカシューで固めた状態にし、最後に表面にカシューを一塗りする。
 力のかかる部分なのでステンラスパイプを入れたが、気がかりなのは折れた部分がソリッド穂先とチューブラーの穂持ちとの接続部分から三センチほどの所なので、ソリッド穂先のすぐ下にステンレスパイプが入ることになる。こうなると、その接続部分に力が集中することは容易に想像出来るので、次回折れるとすればそこから。つまり、今回折れた部分の三センチ上からポッキリ行くはずである。
 一晩乾燥させて強度を試してみる。

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(硬化完了して、見た目はしっかりした感じだ)

Photo
(2kg強のおもりを吊り上げてみる。何とか大丈夫そうだ)

 というわけで、一応修理には成功し、まだベラ一匹すら釣り上げていないカワハギ竿は辛うじて廃棄処分を免れた。少なくとも今シーズン中にもう一回はカワハギ釣りに行って、この竿でカワハギを釣り上げてみたいものだ。

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2014年10月 7日 (火)

セブンアイランド大漁

セブンアイランド大漁

ジェットフォイル 一六五総噸
一九九四年一月川崎重工で建造(第十四番船)

元・クリスタルウイング(海上アクセス)~ジェビ2(JR九州)~ビートル5(JR九州高速船)

二〇一五年一月 東海汽船(伊豆諸島航路)に就航予定

 以前ここに書いたが、伊豆諸島航路では就航船舶の入替が一気に進んでいる。一月のあおがしま丸、六月の橘丸の就航に続き、十二月にはフェリーあぜりあが就航予定。一方ジェットフォイル船隊ではセブンアイランド夢が退役し、JR九州高速船から譲受したビートル5が一月から就航する。その新たに投入されるジェットフォイルの船名とデザインが東海汽船から発表された。

 船名はセブンアイラント大漁、東海汽船発表によればこんな感じになるらしい。勿論命名とデザインは東海汽船名誉船長の柳原良平氏によるものだ。

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発表された新デザイン「セブンアイランド大漁」

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ビートル5世(画像は拾いものです)

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クリスタルウイング(画像は拾いものです)

 多分、私も皆さんと同じ意見で、これ以上は考えられない最高の名前と最高のデザインだと思う。JR時代の酷すぎるデザイン、船名とは雲泥の差だ。せっかくだから、唯一地味でみっともないさるびあ丸も、柳原名誉船長に命名とデザインをやりなおしてもらえば、東海汽船全体のイメージが統一されて、いいのではないか。



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